三楽の仕事日記
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2005年12月23日(金) 第3回明日から使えるGC活用研究会

 早朝に目が覚める。かなりの雪、心配がぶり返す。ともかく研究会の前にやらねばと、原稿を読み直して明治図書編集に送付。これで1年間にわたっての校長仕事日記完了。最終回は、愛教大の飯島先生との出会いから今日のGC研究会のことを話題とした。

 9:00小牧中に到着。すでに石川教頭さんが雪かき終了状態。申し訳ない。3年前にも見た風景。

 小牧チームで打ち合わせ開始。多目的ホールの会場レイアウト、分科会、受付等について相談。すぐに動く。いい会場となった。晴れ間も見えてきて、午後には安心してできる状態になりそう。僕は今日配布の「あのとき実は」という11月22日の授業中の心境を表した原稿書き。本当は完成していなければいけないのだけど・・・。時間との勝負になってしまった。

 10:30大西さん、11:00相馬先生、飯島先生到着。気持ちは一段と高鳴る。研究会の内容について最終打ち合わせ。パネルディスカッションでは、分科会の報告を受けて僕が反論することから開始することを決める。事務局担当の本庄小の本樫さんがよく動いていてくれて、すべてに順調。飯島ゼミ生もたくさん顔を出してくれて、うれしい限り。

 13:00、60名ほどの参加があって研究会開始。このような天候になったにも関わらず、これだけの参加があれば十分。会場は満員といった感じ。

 始めは相馬先生の講演から。そして僕と石川さんで授業のダイジェスト紹介。二つの分科会に分かれて授業解説と検討会。6名でパネルディスカッションをして、最後に再度、相馬先生の講演。オプションセミナーではあの授業を受けてやってみましたという実践報告会や川上、兼子実践紹介。

 どのセクションも充実で書き出したら膨大な量になる。特にパネルディスカッションは、楽しく、おもしろく、数学の本質についてしっかりとやりとりできた。出演者が言うのもおかしいけど、おそらく、今までこんなすごいパネルディスカッションは見たことがない人が多いのでは!MLでご隠居と呼ばれている馬場先生の厳しい意見が、ディスカッションをさらにヒートアップさせたことは間違いない。

 とにかく僕は言いたいことがしっかり言えて、みなさんに聞いてもらえて、心は本当に晴れ晴れした。「それは先生が動かしたいだけで、本当に子どもはその点を動かしたいと思っていない。だから僕のアプローチの方がいい」という主張に対して、相馬先生から「いや、そうじゃない。問題から課題へ高めるには教師が動かしたっていい。玉置さんの考えとは違う」と言われたことはとても嬉しい反論。僕の思考の原点になっているのは、その昔、飯島先生から言われた「なぜ回すの?」という質問。10年以上も経っても、たびたび思い出し、重要な場面で僕の考えを支えるのだから、やっぱりこれは飯島先生とのすごい思い出。

 19:00懇親会開始。この懇親会もとても楽しく、宴会の席でもあの授業の話がどんどん出てくるのだから感激。川崎の奥津校長から「GCで答えを見ようかというあの先生の問いかけ、あれはね、先生が言っている答えと子どもたちが描いた答えは違うと思うよ。子どもたちは答えというと、直線という結論だけでなく、その理由までもGCで分かってしまうと思ったんだと思うよ」という重要な指摘。僕の授業を事前にじっくり見てきていただいての参加に感激。

 書きたいことが山ほどあるけど、今日はここまで。また振気のどこかで紹介したい。


2004年12月23日(木) プロジェクト会議出席
2003年12月23日(火) こまきみらい塾打ち合わせ