三楽の仕事日記
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2005年06月04日(土) 生き方ナビゲーションの会

 今日は2年生のみが出校。「生き方ナビゲーションの会」開催。この会は職場体験学習に変わる行事で、ゲストを学校に迎えて、職業のことや生きることについてお話を聞こうという会だ。発案は僕で、開催にあたって職員会議で論議もあったが、無事、開催、そして大成功となった。
 
 こうした新プロジェクト開催にあたって、僕が考えたのは、まず自分のイメージを伝えること。図も入れて職員に提案した。大まかな当日のイメージ、こんなふうになったらいいという夢も語った。そして、職場体験学習との比較(準備や当日の動き)もしてみた。開催が決まって考えたことは、この新プロジェクトをだれに推進してもらうかということ。実はこれが一番大切。そして4月の組織提案で林さんを抜擢した。大成功は林さんのおかげと言ってもいい。

 林さんのおかげで、僕が当初描いた会より、緻密で、温かい会が実現した。子どもの立場、ゲストの立場、職員の立場の3つの立場で考えても、よく検討されていて、次年度に続く会となった。「最後の全体会はどうしたらよいですか」と聞く林さんに「ゲストと生徒の200人を対象とした授業をやってほしい」と答えた。結果はyes,noの反応カードを用意して、ゲストや職員の考えの違いを全体に見せる工夫があったり、熟考された質問が用意してあって、あれだけの人数を対象にした進行としてはベストに近いものだった。乱暴なアドバイスをしたけど、さすが!と頭が下がる思いだった。

 人がうれしいと感じる時は様々だけど、思っていた以上に良いことが起こったときは、そのうれしさも格別。今日はそんな日になった。

 もちろん、20人の多種多彩なゲストのみなさんのおかげでもある。仕事の時間を調整していただいたり、休みをとっていただいたりとも聞いた。事前準備にもかなり時間を使っていただき、ただただ感謝するばかり。

 そして、PTAの皆さんのご支援もありがたい。当初はゲストの皆さんには、ちょっとしたお弁当でも用意してと考えていたが、「温かい手作りのものを食べていただいた方がよい。子どもがお世話になるのだから、PTAがその分をお返ししたい。皆さんに声をかけてカレー作りを募集しましょう」という声を出していただき、お昼は、おいしいカレーとサラダをゲストの皆さんと職員が一緒にいただくことができた。まさかこんな展開になるとは夢にも思わなかった。本当にありがたいことだ。おやじの会の皆さんにゲスト募集をお願いしたこともあって、会長さんらも顔を出していただいた。本当に多くの皆さんに支えていただき実現できた会だった。

 ゲストの皆さんが帰られてから始まった「生き方ナビゲーションの会」のホームページづくり。僕のいきなり!という提案にも、職員はよく応えてくれる。一気に20人分のゲストが話された要旨ができあがり、その日にかなり量の記事がアップできた。こんな学校は他にあるまい。ゲストの一人からいただいたメールに「本当に熱心な先生方ばかりですね」という一文があったが、まさにその通り。原主任を中心に2年生職員が新企画をスムーズに、そしてより良いように展開してくれた。感謝するばかり。先日の修学旅行での3年生職員の動きといい、昨日の1年生職員の動きといい、本当によく働く職員にめぐまれて幸せな校長である。

 そして、ゲストからいただいたメールの中で、「玉置先生が、地域を含んでの本当の「学校」を目指されているのがよく分かりました」というコメントがあった。「本当の学校」というフレーズがなりよりうれしかった。


2004年06月04日(金) 教育予算要望委員会出席
2003年06月04日(水) 八ヶ岳二日目