三楽の仕事日記
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2004年02月25日(水) 安城西中視察

企画委員会で「特別支援教育の調査」を話題にして話し合う。仮にある子どもが特別支援が必要と判断しても、はたしてどれだけ対応できるだろうか、ただ単に特定するだけでは意味がないことは重々分かっているだけに、先を考えると苦しい。

PTA新聞印刷続行。あと数クラス。受理文書整理や会計簿処理など。

まなび創造館から3月6日「こまきみらい塾公開講座」の打ち合わせ依頼の電話。舞台監督と当日の進行から仕込みまで話し合う。今日現在で260席ほどの入りだそうだ。あと40人ほどで満席。うれしいことだ。

安城西中へ教務さん、教師力向上主任と視察に出かける。昨年9月に前面改装になったばかりの新校舎。木がふんだんに使ってあって、とても感じが良い。子どもたちも実にさわやかな挨拶で迎えてくれた。

「学びの共同体」を創り上げていくときの具体的な取組についてお聞かせいただきたいという願いに対して、校長先生自らが1時間30分ほど、教務主任さんが30分ほど話していただけた。佐藤学理論にべったりではなく、取組の中でアレンジがうまくされている点、あせらずあわてず一丸となって取り組んでいる点など大いに参考になった。有志で取り組む研究授業も含めると、今年は年間80回を超えているとのこと。やはり教師同士で学び合う姿勢が学校を変えると確信。「まずやってみる」という精神は本校に流れるものとまったく同じ。

そして、一番魅力に感じたのは校長先生のエネルギッシュ姿だ。毎日、実に多くの授業を見てみえる。授業について職員と語り合ってみえる。だから話が具体的で分かりやすい。教頭先生から「校長と職員との応接室での授業談義がこの学校の学びを支えている」という一言の重み。また元気をもらった。

帰りの車のなかでグループ学習、机をコの字形にするよさなどについて、あれこれ話し合った。同じ話を聞いても、やはり感じることは様々。「グループ学習はそのグループとしての意見をまとめるのではない。それぞれの意見を聞きあうだけでよいのだ」という校長先生の言葉には三人とも納得。

帰校して「心の学習会」をのぞく。お母さん方と教師が場面を設定してロールプレイをしている様子は、まさに学びの共同体の雰囲気。一人一人の考えを聴きあう姿は実にいい。8時30分で会は終了。今度は廊下で輪になってお母さんと教師が引き続き談義。「またやってくださいね」という声に「はい、またいい企画を考えてみます」とお約束。「学ぶことは楽しいでしょ」という問いかけに大きく頷いていただけ、ここでも元気をもらった。

帰宅して、「新しい学校づくり」の報告書作成など。山のように仕事がたまっている。地道にやるしかないね。


2003年02月25日(火) スキャンスナップに驚き