翠の日記

2011年03月26日(土) 『SP〜革命編』

 SP(四係)のカッコいいところを、色々たくさんお腹いっぱい見せてもらいました!という映画でした。

 『革命前夜』を観ずに映画を観たので、ちょっと消化不良気味のところもありました。公安田中が突然病院にいたり…とか。
 でも、野望編の予告があったので、前夜なしでもなんとか話はわかります。

 この映画における「革命」とはなんぞや??という疑問は残ったままなんですけどね。たぶんそれは尾形さんがカメラに向かって言ったように、自分で考えろってことなんでしょうね。
 うーん…革命か、革命…やっぱり?なんだけど。

 もう、アクションが素晴らしくてね!
 CGやワイヤーアクションって不可能を可能にする技術ではあるけれど、私はSPみたいな方が好きですね。あとジャッキーチェンのカンフー映画とか。
 人にできる限界のアクションをやられると、見ているこっちも力が入って、ドキドキするんですよね。

 クライマックスの尾形と井上の屋上シーンは、撃てるのか撃てないのか、本当に画面に食い入って観てました。後から思い返すと、心の声漏れてなかったよねと後で不安になるくらいじたばたしながら観てました。たぶん一緒に行った友人は、私以上だったと思われます(笑)

 なんだか続編作れそうな終わり方だったので、期待と不安がまだまだ続いてます。作って欲しいような、欲しくないような、微妙な乙女心です。


 〜〜以降、ネタバレ多々含みます〜〜


 それとは別に、力を抜いたトラップのシーンも大好きなんです。TVシリーズで最高に面白かったのはたぶん病院の回だと思うので!
 今回も身近な材料で「やっつけちゃいましょう」って言う薫ちゃんが可愛くてカッコ良くてとても素敵でした。血まみれの手とカッターの刃がアップになったときは、さすがに心臓冷えましたけど; 身近な凶器なだけに怖い…

 伊達と尾形の関係は兄弟なんだろうけど、どっちが兄?口調からいったら伊達かな?

 TVの前で事態を鑑賞中のエリート官僚の坊ちゃんたちのセリフで「尾形さんは何で実行犯にいるんですか?」ごもっともな疑問です。
 結局のところ、尾形さんの目的は、20年前の真相の追究で、そのほかのことは全部「ついで」だったってことなんでしょうね。「雄翔会」も「SP」も全部目的のための手段であって、だから実行犯になって直に目的さえ遂げられれば良かった…と。
 うーん、でもそう考えると「大義のためなら俺は死ねる」が浮いちゃうかな?いや、この時点ではまだ死ぬ気ないはず!

 ところで、この日国会に配置された四係以外のSPが全員尾形側ってことは、ワケありSPばかりを集めたってことなのかしら。ワケあり多すぎだろ!
 まぁ、今後の警護環境の向上のためという理由で賛同した人もいるんだろうけど。ワケなんかなくても、「議員の警護のやってらんない感」は誰もが持っていると思うし。

 強面のテロリストが、爆弾踏ませながら、衛視に向かって「これをきっかけに衛視に武器の許可が下りるだろう。それまで生きていられたら〜」って言うシーン、言い方が妙にやさしくて良い意味で印象に残ってます。
 この人を中心に妄想スイッチが入って、個人株主は官房長官に株を譲渡した後に悲惨な人生をたどって、その血縁者だから参加したとかなら良いのに〜。(残念ながら個人株主は長官の義妹だった;)


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