翠の日記

2004年11月20日(土) 人語を解する猫といえば、にゃんこ先生か…;

 最近は近所に猫も少なくなって、発情期の声も聞えないのですが、本当にアレは赤ん坊みたいですよね。夜中に捨て子かと思って(その発想もどうかと、今なら思えるけど;)、外に出て確かめようかと迷った時がありました。
 話は前後して(しすぎだ;)、柴田よしきを読みあさっているのですが、『柚木野山荘の惨劇』を読んだ後、正太郎のあまりの素晴らしさに名残り惜しさを感じて、検索をかけたら、シリーズ化になっていたので、ついでにまとめて借りてしまいました。
 以下、
『消える密室の謎−猫探偵・正太郎上京する』

〜猫探偵・正太郎の冒険〜
�機愬�は密室でジャンプする』
�供愬�は聖夜に推理する』
�掘愬�はこたつで丸くなる』

 『柚木野山荘』の冒頭で、どんな惨劇が始まるのだろうとどきどきしながら読んでいた私は、同居人桜川ひとみにむりやり拉致される主人公に、『なんて軟弱な男だろう』と思ったものです。(あとでその誤解は解けました。彼はとてもかっこよかった;)

 シリーズ全般にわたって、人語を完璧に理解する猫と犬たちの会話が、とっても楽しいです。人間のすることに関心はないと言いつつも、飼い主への愛情とか、近所付合いとか、飼い猫(犬)なので、人間化してるんですよね。「殺人者」はともかく、「殺猫者」は野放しにしておけない…とかね。野良はそんな考え方すらしないそうです。

 私はそれほど動物好きではないのですが、猫の習慣とか、何気に織り交ぜてあって、とっても楽しく読めました。気軽に読めるシリーズですね。

 単行本は人間がちょっと抜けて書かれていたりするんですが、正太郎の育ての親の浅間寺先生は、正太郎に一目置いていて、事件のたびに「おまえはどう思う」って聞いてくれるんですよ。
 でも、猫語は理解できないから、その辺が正太郎にはもどかしくて、読んでて面白いです。
(そういえば、タイトルに突然出した「にゃんこ先生」の偉大なところは、言葉で人間とコミュニケーションをとれていたところですよね。(明らかに違うものを比較してどうする、私…;))

 『柚木野山荘』の完全な真相は正太郎しか把握していないし、『消える密室の謎』で、正太郎が人間にあることを伝えたくてとった方法は、まさに拍手! しかもそれを理解してくれた刑事にも拍手したくなりました。
 ノベルズの『冒険』シリーズは、視点を変えた話もあるので、一味違ってて面白いです。『冒険�供戮離�リスマスの話とか、私自身が密かに狙ってるんだけど(オチをね)、現実的にはちょっとムリかなぁ…;

 話はまったく変わって。
 今まで読んだ動物もので一番好きなのは、『ウォータシップダウンのうさぎたち』なんですが、これ、BSでアニメを放送してたんですよね! 観たかった! でも、変にアレンジされてたら哀しいからなぁ…。
 ウサギの生態も詳しく書かれてるので、シートンシリーズに近いかな? でも、ウサギに伝わる昔話とかも出てくるので、メルヘン嫌いな人はダメかも。
 『ガンバ』(『冒険者たち』だっけ?)も好きですが、あれは活字では読んだことがないんですよね。いつか読んでみたい。
 最近は『歌うクジラ』を人に薦められて読んでみたけど、イマイチでした。自己啓発っぽかったからかなぁ…


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