タイトルの意味が映画の中で語られると「あぁ…そうか」と、胸にくるものがありましたね。禅寺の行になぞらえた、このシーンが一番胸にこたえたかも。 失明するとしたら、最後に見たいものは何か、というのは、わかりすぎるくらいでしたが、それ以外を持ってこられても、ちょっと困りますよね。 「笑顔の綺麗なお嬢さん」とか、さすがさだまさしみたいなセリフもあって、思ったよりも楽しい場面も多かったので、観やすい映画でした。 「げげ」という音の響きと失明という題材から、もっと激しいものを想像していたのですが、淡々と、切ない話で、失明した人の説明が「暗闇ではなく、霧の中にいるよう」だとか、「闇という光を見ていた」という表現が、新鮮でした。今まで光を失うと思っていましたから。 時間の流れとともに迎えたラストシーンも、とてもすっきりしていて、久しぶりに映画を観たなぁと思いました。(実際久しぶりの映画だったし)
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