蛇腹食堂
書人*なび太

   

  




豆を数える
2004年02月03日(火)
「伊豆」と「逗子」という地名を、
よく取り違える人がいる。
しかし、両者の共通点は、
「海沿いにある町」ということと、
「名前の中に『豆』の字が入っている」
ということだけである。
そんな間違え方は大人としてどうかと思う。
I Love 逗子.

そんなこんなで節分。THE 豆繋がり。

「鬼はそとー 福はうちー」

無邪気に豆を撒き続ける母を横目に、
無心に豆を数える。

掌に山盛りになった、
28粒のソレ。

豆の山を見て
不意に憂鬱になった。

これを喰うのか…。
ていうか、
こんなに喰うようになったのか…。

モサモサモサ
ボリボリボリ

減らない。
食べても食べても減らない。
昔は一口でヒョイと食べられるくらいしか、
数えられなかった豆。
それはいつの間にやら20粒を越えた。
そしてこれかも30、40と増えていく。
…。

25粒目。
ついに心理的にも物理的にも
豆が喉を通らなくなった。

食後で満腹のところに持ってきて、
さらに乾燥した豆を数十粒喰うのは辛い。
胃が変。
シクシクと痛い。
しかも、
これがまた腹に貯まるのよね。
豆。




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