CYMA’S MURMUR

2008年05月30日(金)   The footprints of God


ようやく読了です、"The footprints of God"。
邦訳版は、神の足跡(グレッグ・アイルズ 著)。

Bの空港で買って読み始めてから1ヵ月近くかかってます。

とても面白かった。

英語的にも問題なし。わかりやすい文章だった。

主人公が倫理学の教授、という設定が面白かったし、
登場人物が多くない(だから個々人のキャラがしっかりしている)のもよかった。

何を読んでも量子云々はよくわからないのだけれど、
そんなの日本語で読んだって一緒なので軽くスルー。

でも昨日の日記にも書いたとおり、この物語も全くの夢ではなく、
一応現実の技術に基づいているというのがスゴイところだ。

Davidの幻覚についてのヒントを、
最後にTrinityコンピュータにロードされたFieldingが教えてくれるのだけれど、
この部分があるのとないのとでは物語が全く違うものになる。
こういう方向に落ちがついたことに私はすごく満足した。




またまた新井素子を思い出したりして。
タイトルも思い出せないけど、
最後に神様に文句を言いに宇宙に出て行く短編があったよね?




「神」って言葉は、大仰すぎるけど、
「何か高次のモノ」って概念はキライじゃない。

そこに自分が含まれると感じているかどうかが、
人の行動を規定する大きなキーである気もする。

とりあえずこの物語の中での存在は、
「集合的無意識」とも置き換え可能な気がするのですが。



■The footprints of God の単語
throwback 先祖返り、投げ返すこと
incubator 培養器、孵卵機
tabula rasa 白紙状態(blank slate)
heredity 遺伝、性格
report 〔学校・会社・軍などの組織内の場所に〕行く、出勤する
bowel 腸、はらわた
※"Her bowels gone to water."
debris がらくた、残骸
truce 停戦




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