CYMA’S MURMUR

2008年02月07日(木)   UP AT THE VILLA 読了


終わりました。"UP AT THE VILLA"。
予定通り3日間。
もう少し読むスピードあげたいな。

人物の性格描写がとてもうまくて楽しめた。
主人公のMary。
Maryの目の前で自殺してしまうKarl。
享楽的なRowley。
そして、紳士Edgar。

Karlが死んだのは、直接的にはMaryのせいだけど、
彼がずっと胸にもっていた「生きる意味なんてない」
という思いこそが真の理由だ。

Maryがスキャンダルを恐れたのは保身のためで、
殺人容疑がかけられることよりも、
夜中にそんな男を家にあげたことを知られるのが嫌だったのだろう。

Rowleyは、まぁ、何を考えているのか、どこまで本気か、
わからないけれども、少なくともMaryが惚れるだけの魅力があることが示される。

MaryがEdgarに真実を語ったのは、
ただ単に誰かに許され受け入れられたかったから。
この部分が一番Maryの利己的な側面を表していると思う。

そしてイギリス副総督の座を捨てでもMaryと結婚しようとする
Edgarの本音は、わからない。
単に男には二言はないとしてプロポーズを撤回できなかったのか、
本気で地位よりもMaryを欲していたのか。

まぁ地位に未練がなかったら、
もっとMaryに固執してもいいはずだもんね。

ちなみに邦題は「女ごころ」と言うらしい。

残念なのは、特に誰にも感情移入できなかったことか。
でも、それぞれの立場と性格はよく出てたし、
会話なんかも面白かったから、ま、いいか。





■UP AT THE VILLA の単語
inkling うすうす感づくこと、ほのめかし
※そろそろ覚えようよ。
outcast 見捨てられた人、追放された人
derisive 冷笑的な、あざけりの
※これはあと一歩で覚えられそう
take someone down a peg (人)の高慢の鼻をへし折る、(人)の鼻柱をおる
※"I've been taken down a peg or two."
 最初pegだけ引いて意味がわからなかった。
cove 〈英〉やつ、人
※"He's not the sort of cove I should want to marry if I were a woman."
 入り江って意味は知ってたんだけど。
pang 悲痛、心の痛み
※Rowleyにもう会えないと思ったら、"It gave her a slight pang."
 「残念」かとおもったら「悲痛」でもslight。
conciliatory 和解の、懐柔的な
wanton みだらな、ふしだらな、残酷な
take someone aback (人)を面食らわせる、(人)を驚かせる
※"You must forgive me if I'm rather taken aback."
ticklish 〔問題・仕事などが〕扱いにくい、くすぐったがる、〔人が〕神経質な、〔天候が〕変わりやすい
※"ticklish job"
cauldron 大釜
※"there was the cauldron of boiling oil"
brass tacks 事実、核心、真ちゅう製の鋲
※"When it comes down to brass tacks I suppose that is really what it amounts to."
spill the beans うっかり秘密をもらす
bad hat 〈主に英俗〉悪人
※"I'm a bad hat"


気になった文。

He hesitated, but for so brief a moment that to anyone but Mary it would have been unnoticeable.


一読で意味が取れず、読み返してしまったので。
"to anyone but Mary"がフレーズとして切り出せず、一瞬混乱。






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