CYMA’S MURMUR

2006年06月23日(金)   ことばと精神年齢


「英語のセンスを磨く」(行方昭夫 著/岩波書店)を読んでいる。
いい本だわ。

やっぱり私は英語をわかってないことを再認識。
「なんとなくわかるんだけど、もやもや曖昧なところが残る」
のは「わかってない」からだ。

興味深い様々な素材を、
コンテキスト、ニュアンスの取り方を示しながら解説してくれる。

このレベルの文章が、スラスラ理解できるようになりたいな。
これは、長期的目標の1つだね。

英会話でやってる記事のサマリの練習なんかも、
こういう解釈に役に立ってるなぁと改めて思った。

「ここは、反語的表現だから、著者の気持ちとしては逆なんだよ」
とか、
「この文は2つの意味にとれるけど、
前段でこういう話が出てるから多分こっちの意味だよ」
とか、
そういう説明を講師はよくしてくれる。

そのたびに私は、自分が有香ちゃんになった気分を味わう。

有香ちゃんってのは、私が学生時代にバイトしてた塾の生徒で、
私は中一の彼女に国語を教えてた。

彼女は、代名詞とかもすごく苦手で、
代名詞が何を指しているか答えさせると全然できなくて、
私も教えるのに苦労していた。

代名詞が何を指してるかを論理的に説明するのが私には難しかった。
だって、考える暇もなく明確なことだから。

英会話の先生も、馬鹿な子に国語を教える気分を味わってるんじゃないだろうか。

そう考えるとなんだか情けなくなったりして。

日本語でだったらもっと中身のある議論ができるのに、
英語ができないばかりに、すっごくツマラナイ意見しか言えない。

ことばが私の精神年齢を低く見せているように感じる。

「言えない悔しさ」を力にして勉強していくしかないのだよなぁ。




■英会話の予習(ブレーンストーミングに関する文章)
mystifying
【形】 煙にまく、神秘的にする、不可解にする
◆mystifying は enigmatic よりもずっと頻繁に聞かれる単語。これはどんな状況でもどんな人でも使うが、enigmatic は知識者たちしか使わず、あまり聞かれない。また、mystifying は mysterious とも意味が微妙に違うので注意が必要。mysterious の方が意味がもっと広く、殺人や推理小説などの文章に使われ、状況について使われることが多い。それに対し、mystifying は人に対して使われることが多い。
・ His personality is so mystifying that nobody can predict his actions.
彼の性格はとても不可解なので誰も彼の行動を予測することができない。
※ぼんやりとしたイメージしかなかったから引いてみた。
 「人に対して使われることが多い」のか。なるほど。
 この単語が出てくる歌があるんだけど、思い出せない。どうせ、PoOかJ&Hだとは思うけど。

veer off track
軌道から外れる

veer
【1-名】 進路転換、方向転換
【1-自動-1】 進行方向を変える、曲がる、それる
・ The bus veered into the oncoming lane after its tire burst.
そのバスは、タイヤがパンクして対向車線に入り込んだ。
・ The driver veered off the road to avoid hitting the animal.
運転手は、動物をひかないよう、車を急きょ脇にそらせた。
【1-自動-2】 (考え・方針・政策などが)変わる、転換する
【1-自動-3】 (話題が)変わる、脱線する
【1-他動】 (方向・針路を)(急に)変える
【2-他動】 《海事》(ロープ・鎖などを)緩める、繰り出す
【レベル】11、【発音】vi'э(r)

improvisation
【名】 インプロビゼーション、即興、アドリブ、即席(に作ったもの)、行き当たりばったりでやること
◆【略】improv
【発音】imprα`vэze'i∫n

compound
【1-自動】 妥協する、折り合う、折り合いをつける、和議に及ぶ
【1-他動-2】 〜の度合いを増す、(事態を)悪化させる
【2-名】 屋敷、構内、住宅地、敷地
【レベル】4
※「化合物」以外にこんなに意味があったとは!
 んー、【1-自動】はcompromize(ようやく覚えた)と似てるけど、どうニュアンスが違うのかな。





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