CYMA’S MURMUR

2004年12月08日(水)   足りないものは


「1ヶ月に1度は、文化的催し物に出かけよう!」企画が頓挫。

10月は、最後に駆け込みでフラメンコを見てなんとかクリアしたのに、
11月は、どうも食指をそそられるイベントもなく、漫然と過ぎてしまった。

多分、このまま12月も何もなく終わりそう。あぁ。
でも来年1月には1つ公演の予定があるし、また来年頑張ろうかな。



しかし「文化」という意味では、
先月・今月と、CD&DVDに投じている額はそれなりだ。
とは言っても、「月1企画」は外に出かけることが主目的でもあるので、
内向的に1人でCDを聴くというのは馴染まないのだけれど。



毎月、アマゾンからの請求が結構多額で、びっくりするんだよね。
好きなだけ好きなものを買う生活を改める必要があるかも。

でも、よく考えてみれば、CDに数千円払うのは、
マッサージに3000円払うよりマシかもしれない。
CDを買えば、数週間は行きも帰りも歌詞カードを眺めて楽しむから、
下らない文庫本を買ってしまうことも少なくなったし。
とりたてて趣味もないんだから、これくらいの出費はいいかしら。

うん。ユーロがもう少し下がってくれれば、
フランスとドイツから買いたいものがあるんだけど・・・




ところで、一昨日、
「さて、この暮らしに足りないのは何でしょう?」
と書いたけれど、答えの1つが見つかった。

それは・・・

トキメキ!

だ。


あぁ言葉にするとなんて陳腐。。。


数時間前に、ちょっとだけ”トキメく”ことがあった。
ほんの一瞬なんだけど。

で。

あぁこういう気持ちがないと生活にも張りがないよなぁ・・・と
しみじみ思ったわけだ。

そして、更につい先ほど、
今度は同情というか、”慰めてあげたい”と強く思うような出来事があった。

君はなぜ床に座り込んで下から私を見上げて話しかけるのだ。
そして、うつむいて視線を落としたまま「ダメだった・・・」なんて言われたら、
思わずその可愛い頭を抱きしめたくなるじゃないか。

他人事ながら、私はハッピーエンドを信じていたのだ。
きっと上手くいくと、思っていたんだよ。

かける言葉が見つからない。

「精一杯やったんだから、今日はもう帰ってゆっくり休んだら?」

そう言うのがギリギリだった。

彼の希望が失われたことに、私もショックを受けている。
残念に思っている。

でもやっぱり他人事で。
そして、何故だか甘い気持ちも感じている。

全てを投げ出す覚悟を決めていた彼を私は応援していたけど、
目の前に存在してくれれば嬉しいのも事実だから。

私の無味乾燥な毎日に足りないのはスパイスかもしれない。
でもそれは、一時的なことでしかないのだ。
それは、目的ではない。永遠でもない。

だからやっぱり、
この淡々とした暮らしの中で、
何かを見つけていかなければならないと、

君の姿を見て強く感じた。






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