新人ちゃんが来たことは、数ヶ月前にもこの日記に書いた。
そのうちの1人(天下のT大院卒の女の子)が、 私はどうにも苦手だった。
院卒(MじゃなくてDだ)でそれなりにトシも行ってるから、 そうキャピキャピというわけでもなく、 でも何か、「合わない」オーラをヒシヒシ感じてた。
私は教育担当でもないし、普段接点も少ないので、 「ま、ヨソの子のことはどうでもいいや」というスタンスだった。
しかし、各種事情の変化により、 私は彼女を連れて、顧客ミーティングに参加することとなってしまった。
システム全体に視野を広げて理解してもらいたい、というのと、 顧客にそろそろ紹介しておこう、というのと、 議事録を書かせる、というのが主目的だった。
ところが・・・彼女の書いた議事録のヒドイ事と言ったら・・・
あぁ学歴なんて関係ないんだなぁ。
タイトルと中身に全く関連がないのはなんで? てにをは、が、おかしくて、直すに直せない文章はどうしたらいいの? 大体、誰もこんな発言してないし。 インデントが途中からおかしくなってるんですけど? そもそも、会議の開催日が間違ってるじゃん!!
ヤル気がない、と、括ってしまっていいものか。 私はよくわかんないけど、誰かが直してくれるでしょ。 という空気が伝わってくる。
内容が彼女には難しすぎたのはよくわかる。 過去の経緯を踏まえていないと理解しにくい議題も多かったし。 でも、それ以前のレベルで、許しがたい議事録だったのだ。
過去の議事録は全てサーバに保管されているのだから、 他の人の書き方を参考にすればいいのに、 そういう部分は一切無視して独自路線を突っ走る。 それも、ワカリニクイ方向へ。
とりあげて、全部私がリライトしたい気分だったけれど、 これも教育の一環ということで、 修正の方向性を説明し、会議の内容を再度説明し、 ヒントを与えて書き直させること6回! それでも顧客提出してもいいと思えるレベルにはならない。 一体どうしたらいいのかなぁ? いい加減、たかだか議事録に、コストかかりすぎてます。
私が説明してあげると、 「あ、なるほどね」と軽く答えるその態度が、 はっきり言ってムカツク。
彼女の教育係の男の子曰く、 「なるほどね、って言われると殴ってやりたくなる。 なるほどね、って言われるたび、『じゃ、説明して』って言うんだけど、 わかってないんだよ、アイツ」 ということである。
この教育係の男の子は、それでも熱心に彼女を指導し、 でも彼の真剣な指導はまるで暖簾に腕押しのごとく手ごたえを得られない。
彼女の尻拭いのため、毎週末、出勤を繰り返していた彼は、 ついに彼女に最後通牒を突きつけた。 メールを転送で見せてもらったけど、かなり怖い内容。 彼女がどう変わるのか、変わらないのか、要注目だ。
それにしても、今日私が書きたかったのは彼女に対する愚痴ではなくて、
こういう話が通じない相手をどう指導していけばいいか? どう活用していけばいいか?
ということなのである。
私なら、相手が使い物にならないとわかった段階で、 実質的に作業をとりあげ、全て自分がフォローする方向で動くだろう。 はっきり言って、これは一番最低の解決策だ。 こういうやり方では、大人数の面倒が見られない。 フルで働いたとしても、人間なんてせいぜい2人分くらいしか仕事できないし。
マネージャレベルの方々だと、色々なアプローチがあるだろうと思う。 まずは、説教。諭すことで、彼女を矯正できれば、万事OKだ。 もしくは、相手のレベルを正確に見分け、 能力にちょうどいいタスクだけを与えるということ。 今回のケースだと、議事録は書かせられない。一体何が任せられる?難しい問題だ。 あとは、配置転換。全然違ったタスクに付かせる。 ま、これもギャンブルだけど、良い方に転ぶ可能性もある。
そう。 私はこういう問題に直面すると、途方に暮れてしまうのだ。 優しさもビジョンもないから、 自分の数少ない手を使い尽くしたら、 もう為す術がなくなってしまうのだ。
どなたか妙案、お持ちではないでしょうか?
|