息子は高校に行くこともバイトに行くこともできなかった。 朝は学校に行けないと言って苦しみ、その後はバイトに行けないと言って泣いた。
バイトに行けないなら自分で電話しなさいと言ったら、自分で電話したが、 「つらくてつらくて・・・」 としどろもどろ。 店長から、 「やめちまえ」 と言われたらしい。
電話を切ってから声をあげて泣いた。店長が本気でそう言ったのかどうかはわからない。気分次第で言う人だから本音ではないかもしれない。 外に出ることができない。人に会うのがつらい。苦しいと訴える息子の辛さを考えた。
私もこの二ヶ月は特につらかった。甘えさせてもいいのだろうか、突き放した方がいいのだろうか、と試行錯誤して来た。でも、ずっと変わらないのは息子を信じているということ。いつかきっと陽の当たる日が来ると。
私は息子の肩を抱いて泣いた。幼子をなだめる様に背中をなでた。 ずっとこうしたかった。抱きしめてあげたかった。


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