| 2005年08月02日(火) |
小池さんのお仕事とサダ子さんの言葉 |
2〜3日前、一人で残業をしていたら、長谷川さんという利用者さんの家族から電話がかかって来た。
長谷川さんのバッグの中に田島さんの手帳が入っていたという連絡だった。
デイサービスでは、一人一人に手帳があり、その日の体温や血圧その他の状態や、家族への伝達事項などを書いている。
電話を受けた私は、長谷川さんの家族に謝った。そして、田島さんの家にも電話をして謝った。その他諸々事後処理を。
わ〜やってしまった!
でも確かに田島さんのバッグに入れたはず。田島さんは歩行器を使っている。その歩行器にかかっているバッグに入れたとハッキリ記憶していた。
でもなぁ・・・・私がやることはマがヌケている。
生まれつきボケているのだからしょうがない。
今日、スタッフに呼ばれた。
「ねぇ見て下さい」
というしぐさだった。
小池さんが飯島さんのバッグの中から手帳を取り出そうとしていた。
そのスタッフが、
「田島さんの手帳も小池さんが長谷川さんに渡したのかもしれませんね」
と小声で私に言った。
認知症の小池さんは、まるでお手伝いをしているか、スタッフのように、
「・・・・ですからお願いします。ぢゅおいうもうkjぬkどうあrマおじょあうお、f歩dふぉだjふぉじゅあいいですか?ハイよろしくdもふmおえうぃふぃj・・・」
と言った。
私もスタッフも笑いをこらえた。
「ハイ、わかりました。ありがとうございます」
と言って小池さんから手帳を受け取った。
私達スタッフは小池さんがすることにNOとは言わない。
否定せずに、別の方法で気持ちを変えるようなやりかたを取っている。
たとえば誰かがトイレに入っている時に入ろうとしたり、他の人とトラブルになりそうな時は、
「ここに座ってお手伝いして下さい」
と言って、看護師の隣に座ってもらう。
他の利用者さんにも理解してもらいたいが、認知症対認知症ではそういうわけにもいかない。 いつも座っていられるわけではないから、歩きながら相手をしたりもする。 小池さんの話を聞きながら仕事をする。少なくとも私と武田さん(看護師)はそうしている。
でも田中サダ子さん(看護師)は違うらしい。
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