先日の出来事をまだ書くことが出来ない。 自分自身の中で何がどうなったのかうまく説明できない。 そのことを書くのはもう少し後になりそうだ。
日曜の夜、高熱を出した。 熱に強い私はそんなに辛くはなかった。 次の日になって、太ももに激痛を感じた。 歩くこともまともに座ることもままならない。主人が会社を休んで病院に連れて行ってくれた。結果はヘルペスだった。ヘルペスとは、帯状疱疹のことである。水疱瘡と帯状疱疹は同じウィルスで、子供の頃にかかった水疱瘡のウィルスが体の中に潜んでいて、弱った時に再発するものである。その痛みだけではなかった。口の中を火傷した上に口内炎ができた。熱と激痛と口内炎で食事がとれなくなった。こんな体でも仕事を休むことはできず、主人が栃木まで送ってくれた。
痛みのために制服のズボンをはくことができない。 「今日だけスカートで許されないの?私服じゃダメなの?」と母が言ってくれたが、それではダメらしく姉が医者の白衣を持って来た。自分の白衣を持って来るべきだったと悔やんだ。長袖なので、袖をまくっても暑かった。
私は心身ともにボロボロだった。 それでも、 「女医さんみたいね」 と言われ、 「私の場合、JOYです」 とおどけて見せるのだった。
体や心が弱っている時に限って、いつも以上にはしゃいだり、ジョークを飛ばしたりするのが私の癖らしい。父や母の前では泣き言を言いたくなかった。でも、本当はそんな状態じゃなかったんだ。辛いよ、苦しいよと泣き叫びたかった。 喉を通るものは牛乳とヨーグルトだけだった。 同僚が、 「食べられないのはかわいそうだから」 と言って、ウィダインゼリーを買って来てくれた。うれし涙が出そうだった。 二日仕事をして、いつもより一日多く姉の家に泊まった。 木曜日に家に帰り、死んだように眠った。
そして今日また仕事が入った。
家に帰ったのは11時頃。口内炎が少し落ち着き、5日ぶりに食事らしい食事をした。しかし、太ももの付け根の痛みはまだ続いている。ここ数日で体重が4kg減った。(これは喜んでいるが)
母は何度もヘルペスを経験しているので痛みをよくわかってくれる。 「ドリルで穴を開けられるように痛かった」と表現していた。 それでも今、私が辛いのは体ではなく心なのだ。
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