うつ病で摂食障害などを抱える看護師。色々あるけど、生きて行くのだ!

2005年03月26日(土) 一人きりの卒業式

 二葉は24日(木)に小学校を卒業した。しかも、みんなと一緒の式ではなく、たった一人の卒業式。


 二葉が不登校になったのは、4年の一学期と5年の三学期から卒業までの間。6年は一日しかクラスに入っていない。何度か保健室や研修室登校をしたが、三学期になると中学への希望の方が強くて、小学校のことは考えたくないと思うようになったらしい。これから先のことを考えるのもいいが、けじめをつける意味でも卒業式には出てほしかった。たとえみんなと同じ舞台に立たなくても。

 
 校長室で卒業証書を受け取るということに決めていた。私もそのつもりでいたが、校長先生が「せっかく体育館もそのままにしてあるから・・・どう?体育館でやりませんか?」と言って下さった。二葉は「校長室でもらう」と言ったが、3年の時の担任が「行こう!行こう!」と二葉の腕を引っ張った。二葉は泣いていた。この時私は親としてどうしたらいいのだろうと瞬時に考えた。校長先生や今の担任なら「二葉が嫌がっているから」と「校長室でお願いします」言っていたかも知れない。でも、二葉は3年の時の担任を慕っていた。だから流れに任せてみようと思った。

 赤いカーペットの上を歩き、一番前の席に座った。涙が止まらない娘になんと声をかけたらいいかわからなかった。進行役の先生が二葉に説明をしてくれた。とても優しくゆっくりと3回。「もう一回言おうか?」と先生が言うと、二葉は「いえ、いいです」と言った。そして「もしよかったらお母さんと一緒に上がって下さい。二葉ちゃんの準備ができたら合図をして下さい」と言ってその場を去った。

 私は二葉の顔を見ていた。
ハンカチを渡して、「大丈夫?」と聞いた。二葉が「一人で行く」と言い、私は手をあげて先生に合図をした。


 そして一人の卒業式が始まった。
先生に教えられたように、名前を呼ばれて返事をし、私の隣を離れて歩いて行った。卒業証書を受け取る娘。校長先生、教頭先生、担任、教務主任、6年生の先生方、3年生の時の担任に大きな拍手をもらった。


 こうして、うちの子供達は二人とも一人きりの卒業式を経験した。一生の時は、涙涙だった。先生一人一人に感謝の気持ちを伝えた。
でも・・・・
二人目ともなると私も慣れてしまったのか、涙がじわ〜っと出て終わりだった^^;

担任が「今までこんなことがなかったものですから、私もどうしていいかわからずに、とにかく元気に学校に来てくれることを願っていました。クラスのみんなにもどんな風に伝えたらいいかわからなくて。でも友達は最後まで『二葉ちゃん来るかな?』って言ってました。そんな友達の気持ちはわかって下さい」と涙声で話してくれた。担任としての責任もあっただろうし、先生の気持ちはとてもよくわかった。


あんなに嫌がっていた写真も卒業式に撮ることができて、アルバムに間に合うことになった。

担任のことをとても嫌っていた二葉だが、最後には先生と握手をして笑顔で別れた。

「春のにおいがするね」

と二葉が言った。

成長した娘の姿を見るのはうれしいものだった。

さて、待望の中学校。スムーズに行くとはまだまだ思っていない。
(実家にて日記を書いています。帰ったら写真をアップします)





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なんて言ってるし^^;

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追伸

「お母さん。ごめんね。もう遅いんだけど・・・自分が悪いんだけど・・・卒業アルバムほしかったなぁ」

二葉がボソボソと言った。

「お母さんにまかせなさ〜い!要らないと言ってもちゃんと頼んでおきました。嫌がるから見せないつもりだったけどね」

と、言うと、

「ありがとう」

と素直な言葉が返って来た。


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