| 2003年06月28日(土) |
リスカと記憶の欠落について |
あなたは何も聞かなかった。
自分からリストカットについて話した。
左手首にある幾すじもの傷跡。
たとえば、どこかに痛みがあって通院している患者がいるとする。根本的な治療法が無ければ、痛み止めや抗炎症剤で対処療法をするしかない。
心の病はどうだろう。
「リストカットをしてしまう癖を治療中です」と言っても通用しない。 もちろんリストカットをやめたいということが主訴ではない。
暗闇から声がする。
「リストカットはやめなよ。それは犯罪だよ。他人にはしないで、自分にしているだけで、身体に傷をつけていることは事実なんだよ。」
私はこの言葉に苦しんだ。私は犯罪者なのだろうか。 私がリストカットをすることによって、悲しむ人間がいることはわかっている。
「家族が悲しむってことがわからないの?」 その言葉が反復される。
そんなこと、冷静な時はわかっているよ。だけど、リスカをする時っていうのは、もうそんな状態ではないんだ。
リストカットをすることがいいとは思っていない。
リストカットすることを理解できないという人間は心が健康なのだと思う。
だからあなたの言うことは正しい。
精神科に通院して治療をしていても、他の病気と同じようには見てもらえない。
もう他の人に理解してもらおうなんて思わなくなった。
「不治の病じゃないんだから。自分でしていることなんだから、やめようと思えばやめられるでしょう?」
そんな風に言われても、やめられないから苦しいよ。
苦しくてたまらないからしてしまうんだよ。
そしてリスカをすることで、生きている自分を実感する。
安堵する。
苦しみを痛みに置き換えれば、心が楽になる。
誰かを困らせようなんて思ったことは無い。
最近になって「アムカ」という言葉を知った。
手首ではなく、腕を傷つけることを「アムカ(アームカット)」と言う。
私にはアムカの傷跡もある。
リスカもアムカも、所詮弱い人間がすることなのだろう。
「みんなストレスを抱えて生きている。それを、リスカで解消するなんておかしいよ。」
全てわかっているんだ。
あなたも悲しい(嫌な)思いをする1人だってこともね。
そして私はこれからまた、禁煙に挑戦するお父さんのように、苦しみながらリスカを我慢し続ける。
※今日の日記は一部創作しております。
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昨日の記憶の一部が欠落した。 OD(薬物の大量服用)の経験が何度かあるため、自分で薬を管理させてもらえない。いつもは母が管理しているのだが、母は姉の家に行っている。息子に預けたことは聞いていたが、飲もうとした時、息子は寝ていた。しょうがないので、精神安定剤を1錠だけ飲んで寝た。ほとんど眠れなかった。
翌朝、薬のことを確認するため母に電話した。
「薬飲もうとしたら一生が寝ちゃってて」
「昨日薬飲んだでしょ?」
「えっ?飲んでないよ」
「ちゃんと一生君に電話で頼んだよ。お母さんが寝てしまうといけないから、飲ませてって言ったら、寝てるって言ってたよ。だから今すぐ起して薬を飲ませてって言ったんだよ。飲ませたっていう確認ももらったよ」
「それって一昨日のことじゃないの?」
「違うよ、昨日だよ」
私は何も覚えていない。記憶が欠落している。
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