avexのオーディションを受けていた姪が、そっちの方面はあきらめたようだ。 いきなり「カナダに行く」と言って、バタバタとカナダ留学が決まった。 義兄の父親の快気祝いと姪の送別会を兼ねてのお食事会があると言われ、家族で小山に行って来た。
相変らず姪は何を考えているのかわからない子で、カナダに行く理由は「気まぐれ」らしい。
ところでうちの息子、一生だが、3ヶ月ぐらい前から変わり始めた。ジョークも今までより、面白くなってきたし、話もたくさんするようになった。なんとなく勉強の話になった時、「高校に行きたい?」と聞いてみた。一生は「行きたい。勉強したい」と言った。今まで学校の話はほとんどしなかった。姉や他の人たちにも、何かした方がいいと言われ続けながら、私は機会を待っていた。一生がちゃんと充電して自分の気持ちで勉強をしようと思うまで、私は待った。これは決してほったらかしたわけでは無い。
「高校に行きたいのなら、塾に行くか、家庭教師をつけるのがいいと思うけど、お母さんは、塾の方がいいと思うよ。やっぱり外に出た方がいい。たとえ、高校に入っても、また学校に行けなくならないように、外に出て他の人と接した方がいいよ」と一生に言った。。一生は、塾に行くことを納得した。
しかし、完璧主義の部分がある一生は小学校で休んだところが不安だと言う。私の友人Pさんが15年の教師生活にピリオドを打ち、学習塾をやっている。Pさんが、適役だと感じた。まず今の一生は、私から離れて、1人で塾に行くことができない。対人恐怖のような症状はまだある。さっそくPさんに電話したら、心よく引き受けてくれただけでなく、「一生君にとってどういう形でやるのが一番いいの?」と聞いてくれた。
「最初のうちは私と一緒にPさんの家に行き、二時間ぐらい勉強を教えてもらうのがいいと思う」と私は言った。一生はPさんの家に最初に行く時も、それほど緊張していなかったようだ。私の友達ということで、安心していたのだろうか。
小学生の勉強は3月までに終わらせてくれるというが、難題は国語。漢字がまるでわからない。テストをしている脇で、私は絶句してしまった。向かい側で一緒に行った二葉がすらすらと書いていたりするし^^;それでいて、算数になると、すらすらと問題を解いていく。
文章を書く事も苦手。これで入試の作文が書けるのか、かなり不安だ。
とにかく、Pさんの塾にはすんなり溶け込めた。というよりも、Pさんの人柄ゆえにすぐ慣れることができたのだろう。
次に、中学の勉強である。私は二葉が通っているKという塾に行き相談してみた。一生はこの塾に一年生の時に入っている。しかし、2ヶ月ぐらいで、リタイアしてしまった。そのことが問題なのかと思ったらそれだけではない。「妹さんも最近休みがちですよね。親御さんの考え方などからしても、お受けすることはできません」と断られてしまった。安易に休ませるから、ダメだというのだろうか。少しショックだったが、受け入れてもらえないなら、しょうがない。
次に他の塾を当ってみた。そこは、一生には合わないようだったが、西口校なら大丈夫と言われ、西口校で相談をした。そちらの方は、個別指導を専門にしている塾で、学校には通っていないのに、塾には一日5時間いる子もいるらしい。室長は、主人に似ていた。(太っているだけで似て見えるのかも) 一生は年明けの、冬期講習が終わってからその塾に行くことになる。
たまには主人とゴルフにも行く。外に出る事をあんなに拒んでいた一生だが、最近は外に出る機会も増えた。 これから先どうなるかはわからない。また塾にさえ行けなくなるのかもしれない。それでもいいと思っている。
主人と二人になった時、こう言われた。 「そっ啄の機」って知ってる?←そつの字、第二水準が表示されません(T.T)
鶏の卵がかえる時、殻の中で雛は出よう出ようとしている。その瞬間を見計らって親鳥は、外から殻をつつく。そして、雛は生まれてくるのだ。いくら親鳥が殻をつついても、雛が出ようとしていなければ生まれて来ない。まさに、一生のこの時期を私が見極めたことが、「そっ啄の機」だったのだ、と主人は言う。
姉の家に行った一生は、姉に髪を切られた。(じゃなくて切ってもらった)しかも、本人は「イガグリになった」というし、私は、「ウニみたい」と言う。今までよりも、より男らしくなった。
そんな一生がとてもたくましく見えた。
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