| 2002年11月27日(水) |
好きな血管、嫌いな血管 |
リストカットした翌日に何も無かったように、仕事に行く私。
あんなに苦しくて腕に傷をつけたのに、翌日になると心は少し晴れている。この安堵感が不思議でたまらない。
患者や他のスタッフに「腕、まだ治らないの?」と言われる。
「ハイ、まだ。人生色々なんで」とワケのわからない言い訳をする。
先生や他の看護婦に迷惑をかけることを気にするよりも、仕事に行った時に、精一杯働く事を心がけている。
「私、血管が細くて看護婦さん泣かせなんですよ」と言う患者が多い。私はなぜかそういう人の方が、一発で入れられる。私が嫌いなのは、太すぎるぐらい太い血管の人である。その中全てに血液が通っていないんじゃないかと思ってしまう。
私がヨーダ・伊藤(仮名)と呼んでいる患者がいる。(スターウォーズのヨーダに似ているから)ヨーダさんは、血管が太い。新米でも学生でも入れられるような血管をしている。それなのに、はずしてしまった。これはショックだった。
私の好きな血管は適度に細く、刺す時に動かないようなYさんの血管。昨日、Yさんが来た時、思わず「私の好きな血管!」と叫んでしまった。でも、先日やめたSさんは、このYさんの血管が苦手なのだと言う。
男性と女性を比べると、明らかに男性の方が痛みに弱い。血管が見つからないので、手背(手の甲)にしようとすると、「そこは痛いから嫌だよ」と男の人は言う。でも女の人は、「そこしかないんじゃしょうがないね」と言って、手を出すのだ。私もその場所には何度も注射をした経験があるので、「そんなに痛くないですよ」と言っても、男の人は信じない。
そして私は、手背に刺すのが好きという変な看護婦である。今まで80%の人が「思ったより痛くなかった」と言ってくれた。(←洗剤のCMみたいですね。)ある看護婦は「それは言わせているんだ」と言うけど。
神様が女に子供を産ませる理由がわかるね。
帰り際、肌がきれいになるという注射(静脈注射)を、自分でしようとして、ある看護婦に「やめて〜」と言われた。「大丈夫だよ。自分でやったことあるし。なんでダメなの?」と聞いたら、「なんとなく、ダメ」と変な答えが返って来た。 刺すだけ刺してもらって、後は自分でピストンを押してました。
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