うつ病で摂食障害などを抱える看護師。色々あるけど、生きて行くのだ!

2002年10月05日(土) お金があったらなぁ

八王子の病院に入院している義父のところに行って来た。主治医によると、CTの結果、リハビリの効果は望めないということで、今の病棟からは出なければいけない状況になった。その病院には介護保険病棟というところがあり、3ヶ月は入院可能なのだが、その後入院する施設が見つからなければ、介護保険病棟には入れない。
 私達は、週に一度か二週に一度八王子に行っている。行くたびに義父の表情がよくなっているばかりではなく、手の上げ方、振り方などもよくなっているように思う。それなのに、「もうリハビリはできない」と投げ出されてしまうのだろうか。
CTの結果で全てが決まってしまうのだろうか。

 これでは前の病院と同じじゃないか。(前の日記にも書いたけど、今本当に憤りを感じている)でも、私はここで怒りを露わにすることはできない。義母は素直に病院の指示に従っている。そこで嫁の私が口をはさんで、話をややこしくすることはできない。

「お金があったらなぁ」と、ふと、つぶやいた。
「なんで?」と主人が聞いた。
一戸建ての家を建てたい。お義父さんの病院の近くで、たまには家に帰れるように、車椅子のまま家に入れるような家を建てたい。親孝行をできる時期なんてあと何年もないのに、今それができないことが悔やまれる。

昔は同居なんて絶対にできないと思っていた。でも自分が年を取ってきて考えが変わって来た。実父の姿で、老いを目の当たりにしてきた。誰もが通る道である。それは順番にやってくるだけ。

愛する主人を産み育てた人を看て、一緒に暮らすことは当たり前のことだと思う。

うちにはバブルの絶頂期に買ったマンションのローンが残っている。今、家を建てることなんて、到底無理なこと。


帰る時に「また来ます」とお義父さんを見た。自ら手をあげたお義父さんの手をぎゅっと握ったその時のお義父さんの顔が忘れられない。涙ぐんでいた。私も涙がこみ上げてきた。


リハビリのことは私がなんとかしたい。病院が投げ出しても、私は投げ出さない。





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