瞳's Cinema Diary
好きなスターや好みのジャンルにやたら甘い、普通の主婦の映画日記。
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2007年03月02日(金) 「レディ・イン・ザ・ウォーター」

2006年アメリカ 監督 M.ナイト・シャマラン
キャスト ボール・ジアマッティ ブライス・ダラス・ハワード フレディ・ロドリゲス ボブ・バラバン ジェフリー・ライト

現代のおとぎ話。
シャマラン監督がお子さんたちにベッドサイド・ストーリーとして語っていたお話を元に作ったものだとか。

う〜ん・・なんていうか、すごい。どうすごいって、現代のフィラデルフィアのアパートを舞台に水の精と守り人、そしてあんな猛獣まで登場させて。
大真面目に、あくまで真剣に、愛を語るおとぎ話(どんな形であれやっぱり監督の作品の底に流れるのは「愛」だよね)を撮るなんて・・この監督さんでないと・・絶対創らないと思う。
アパートの住人達があまりに普通に「彼女」を信じすぎる・・とかお話が強引すぎ・・とか。いろんなところの感想でかなりの酷評をいただいているようですが、そして見事にラジー賞を受賞しているようですが。
なんの、なんの!!
私この作品を観てこれはもうこの監督についていこうと思いましたもの!!

だって、おとぎ話の登場人物たちがお姫様を信じなくて・・どうしてお話が進むでしょう。
彼女は間違いなく水の精、何を疑うことがあるでしょうか。
ましてや、あのブライス・ダラス・ハワードの神秘的な容姿ですよ!!あんな瞳で見つめられたら・・

そして、ボール・ジアマッティ。彼がとても良かったですね。
彼女を救うための奮闘振り・・ちょっと可笑しくてほろりときて。韓国人親子とのやりとり・・あのお母さん・・って(笑)
救うことが出来なかった悲しみを心にずっと秘めてきた彼の・・あの哀しみに触れたとき、彼の優しさもじわ〜〜っと沁みてきましたね。
ストーリーを抱いて癒すシーンでのあの言葉に・・涙が溢れました。

彼女をブルーワールドに返すために、守ってくれる役割を持つ人々を探すのですが、妨害があって大変なことになったり(あの意地悪?役の方も味がありましたけど・・まさかあんなことに・・!)でもだんだんと人々の本当の役割がわかってきたり。
そのたびにドキドキしたり、そしてなぜかやたら涙ぐんだりしてしまいましたよ。今回もすっかりシャマランワールドにはまったようです。

「シックスセンス」「ヴィレッジ」に続いてFavoriteに挙げました。これでもう、シャマラン監督作品好き!に決定でしょうか(笑)良ければそちらも読んでいただけると嬉しいです。

お約束の監督出演、今回はますますもって、堂々の出演!いい役です。
監督、痩せたんじゃないでしょうか、素敵になったように思うんですけど(笑)
あの妹さん役の方も良くて、いい兄妹だなあ・・って。


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