瞳's Cinema Diary
好きなスターや好みのジャンルにやたら甘い、普通の主婦の映画日記。
この映画の感想読みたい・・って思ってくださる方がいたら、画面下の検索機能からどうぞ。

2006年11月27日(月) 「ウェイクアップ!ネッド」

1998年イギリス 監督 カーク・ジョーンズ 
キャスト イアン・バネン デビッド・ケリー フィオネラ・フラナガン 

アイルランドのモア・ウェスト郡タリーモア村。
人口52人のこの小さな村で、住民の一人が高額な宝くじに当たったことを知った村の老人ジャッキーとマイケル。
その幸運の持ち主を誰よりも早く発見して、なんとかそのおこぼれにありつきたいとそりゃあもう、いろいろ画策するのだけれど・・・・
発見した強運の持ち主は、なんと!驚きのまま昇天していて・・・

なんといっても、この二人の老親友がいいですよ。
宝くじを当てたのは誰かを見つけようとする、この始まりからなんだかとても楽しくて、ワクワクしながら見ていました。
でもさすが、イギリス映画、ワクワク楽しいだけじゃないですよね。ブラックユーモアもた〜〜っぷり効いてます。
あぁ・・しかし、あのふたりのバイクでの疾走シーン!!
目に焼きつきましたよ(笑)思い出すと今でもくすくす笑ってしまう〜。

そんな宝くじ騒動と並行して、村で唯一(?)の若い女性をめぐる、熾烈な三角関係(笑)!こっちも俄然気になるところ。
もちろん私は豚のフィンを応援しちゃいますけど・・でもでも、フィン・・・やっぱり豚・・捨てちゃうの〜(涙)そりゃあすっごく匂うんでしょうけど「豚が好きなんだ!!」って言い切ったあなたはすごくカッコいいと思ったけどねぇ。

ジャッキーとマイケルの思いつきが、やがては村を巻き込む騒動になっていく・・村人全てが結託したネコババ計画、果たしてうまく行くんでしょうか〜。
この当選金・・日本円に換算すると・・12億円?ですか・・・すごいーーーー、やっぱり外国の宝くじの金額って半端じゃないですよね・・そうすると÷52でも・・おお〜〜!!そりゃあもう、私もサインいたしますよ(笑)
きっとね・・昇天したネッドも賛成してくれるはず・・はず・・だよね?
ネッドのお葬式、このお葬式の様子が、とても良かったですよね。ああいう風にみんなで歩いていって(先頭の人が笛を吹きながら・・)なんだかすごく趣ありましたね。
教会でのスピーチ・・油断してましたよ、思わず胸にぐっときて涙してしまいました。

アイルランドの自然、空や雲や、海。美しい風景にも癒されました。
そしてみんなが愛するウィスキー!(笑)たぶん少年の言うとおり、みんな飲み倒してしまうんじゃないかしら?思わずそう思ってしまいましたよ(笑)

そうそうそしてね、アイルランドは、ひとりあたりの紅茶消費量が世界一なんですよ。紅茶のシーンに期待していましたけど・・ちょっぴり出てきましたよね。

最後まで、なかなかに驚かせる展開だったのではないでしょうか、少年の父親に関する打ち明け話しといい、あの電話ボックスといい〜〜。電話ボックスは・・思わず「ええ〜〜〜!!いいん〜〜、これ」と叫んでいましたよ。ああいう展開は日本人の感覚ではありえませんよね、いくら欲張ったとはいえ・・。

ジャッキーの妻役の女優さん、どこかで見た方だなあ・・と思ったら。
「栄光のエンブレム」で紅茶を入れていた、あの方でしたよ!!懐かしい〜〜、ロブ・ロウに熱をあげていたあの頃、なんど見返したことか〜。この映画のシンシア・ギブは最高に可愛かったですよね。

あらら・・話がそれてしまいましたけど・・
ブラックユーモアでぴりりと味付けされた、老人パワーも逞しい!時にほろり、そして驚きも!!なかなかに楽しい映画でしたね。
ゆーこさん、お薦めありがとうございました。


 < 過去  INDEX  未来 >