| 2005年08月15日(月) |
「ビハインド・ザ・サン」 ネタバレあり |
2001年ブラジル 監督ウォルター・サレス キャスト ロドリゴ・サントロ ラヴィ=ラモス・ラセルダ ホセ・デュモンド
見てよかった〜〜!!これね、絶対お薦めされてないと見てなかったと思うのですよ。そりゃあ・・ロドリゴは見たいけど、でもほらパッケージに載せられていた「土地争い」やの「血で血を洗う」なんて読んだら。好きな話じゃないし・・ってことで敬遠してたはずの映画。つるばらさん、お薦めありがとうございます。
地味映画の感想に載せたり、絶対お気に入りにも入れようと思うので、ここではあんまり感想書きませんけど。 でも叫ばせてください〜〜。ロドリゴ〜〜〜!!素敵!!もうやられちゃいました。「ラブアクチュアリー」のメガネ姿も良かったけど、この映画のロドリゴ!!純粋なあの瞳、優しい笑顔、外の世界を垣間見た・・あの眼差し。そして灼熱の太陽が似合うのです〜〜〜。
坊や役のあの少年も素晴らしいですよね。読めない人魚姫のお話を想像して、身振り手振りで語るシーン。お兄ちゃんの背中を押すブランコのシーン。そして、最後の(最後のシーンは、最初のシーンを繋がっていましたね)・・・ 思い出すたび、もうこみ上げてきます。
復讐と血で血を洗う争い・・でもまるで童話や寓話の世界のような。 印象的なシーンもいっぱいでした。
この後ネタバレです。 未見の方は絶対見ないでね。
悲しい争いを終わらせたのが、兄を思う少年の決心だったというのが・・・最後、もしや、もしや・・って思いましたけど。 悲しいです。少年が「海の底では誰もがみんな笑っているんだ」っていいながら、死に向かって歩いてゆくところ・・思い出しても涙が出てきます。 名前もつけてもらえなかった少年・・少年が生まれた時争いで、名前も付けられないほどのことがあったのでしょうか・・そしてその後も、名前をつけてもこの子もまた殺されてしまう・・っていう気持ちもあったのでしょうか。 サーカスの男がつけた名前が「パクー」川の魚の名まえ・・だって坊やは文句を言ってましたね。 そして、最後に兄のトーニャの前には海が広がっているのです。 このラストシーンも、いろいろなことを思わせてくれる・・・見事なシーンだと思います。
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