瞳's Cinema Diary
好きなスターや好みのジャンルにやたら甘い、普通の主婦の映画日記。
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2005年05月14日(土) 「キングダム・オブ・ヘブン」初日  

2005年アメリカ 監督リドリー・スコット
キャスト オーランド・ブルーム エヴァ・グリーン ジェレミー・アイアンズ デヴィッド・シューリス リーアム・ニーソン ハッサン・マスード
エドワード・ノートン

初日行ってまいりました!!プレミアの時は、(あまりにも嬉しいことに)超前列の席だったので全体が見えなかったのですが、今回万全の席で、しかも落ち着いて見てこれました。で、改めてじわじわと感動しています。
1度目観た時は、十字軍や宗教的なことが分からないと難しいな・・って思ったのですけど、2度目観てそういう知識とかはかえって必要ないのでは?っと逆に思ってしまったのでした。

悲しみから自分を見失った青年が、答えを求めて旅立った先に待ち受けていたもの。
異なる宗教の人々が同じ社会で暮らしているエルサレムに身をおいて。父の教えや偉大な王の言葉に耳を傾けるうちに、宗教などのしがらみを越えた「自分の魂に従う生き方」こそが「天国の国」への道なのだと気付いて。
他者を認める気持ちの大切さや、何より、人の命の重さ。守るべきものは城壁の石ではなくって、民の命だということ。
この時代から何世紀も経った現代の時代でも、もっとも欠けているものを監督は訴えかけているような気がします。
単にスペクタクル映画とか、戦闘ものにするんだったら、いくらでももっと派手に出来たでしょうに。痛快さとか、すかっとする・・なんていうところからは遠く離れた重さ、悲しさを感じます。
戦いはいつだってどうしたって、悲しいものなのです。カッコいいものではないのです。

それにしても、バリアンが出会う人々、みんないいですよね〜。
父親ゴッドフリーは、登場時間は短いですけど圧倒的な存在感で最後まで彼の教えが見えるようだったし。
司祭ホスピタラー役のデヴィッド・シューリス!!彼がまたいいのです。飄々としてて優しくて。最後に馬上から手を振る姿なんて、泣けますよ。
ティベリアス役のジェレミー・アイアンズも素敵だし、ボードワン役の(あ、これって秘密かしら?)方がね、声だけなのにあそこまで演じられるとは。
そんな方々の言葉にじっと耳を傾けるバリアンの表情から目が離せませんでした。
そしてそんな彼らが去っていってしまった後、バリアンは動き出すのですよね。

初日は、家族みんなで観にいきました。いつも辛口なだんな様に「ね、ね、Oちゃん(今ではすっかりこの愛称に 笑)どうだった?頑張ってたよね?」って聞いたら。意外なことに「まあまあやな」って(やった!!笑)
下の子なんて、時間が長いし、大丈夫かなって思ったけど歴史ものキライじゃないので良かったって。ただなんで、バリアンはあのくらいのことで人を殺してしまったの?って聞かれましたね、あの冒頭のシーンね。
うんうん、あれはね、そう思ってしまいますよね。でもね、でもね、あの前にはね、牢獄で〇〇されるシーンとかね、奥さんのお墓の前で〇〇されるシーン(怪しいね、〇〇って )とかね、カットされてるわけですよ。だからねぇ・・どうしても唐突に思ってしまうのですけど。
ま、このあたりはDVDに期待ですね。

あ、感想まだ書き足りない〜。
でもまあ、このあたりで。またたぶん観にいくので(汗)


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