| 2004年08月18日(水) |
「ジョゼと虎と魚たち」 |
2003年日本 監督犬童一心 キャスト 妻夫木聡 池脇千鶴 上野樹里
原作がとっても好きな作品だと期待が大きすぎて・・裏切られちゃう・・なんて意見も聞くけど。 原作は原作、映画は映画・・たいてい両方楽しめちゃう便利な人なので。 この作品も原作とは違う展開、ラストでしたけど、こちらにもとても共感したのでした。
今回ちょっとネタバレありますので、観てない方はご注意を!
原作のラスト・・・二人で海の底に沈んでいるかのような・・・怖いくらいの幸福、まるで死んだモンになったかのような。あのラストも好きなのだけど。 映画は、もっと現実的で、さらりとしているけど・・でもとても切ない気持ちになりました。
恒夫の気持ち。二人の別れ・・え?それはないんじゃ・・って思いながらもなんだかとっても分かるような気がした。好きだけど一生抱えていける自信もないわけで。これまで難しいことは考えないように生きてきたっていう彼・・・。ジョゼに会って、優しい気持ちや愛情を感じてもちろんセックスもして。だけどずーと先のことまで考えているわけではなくって。心優しい彼の若さや、ずるさ・・妻夫木君、良かったわ。
ジョゼの方は・・分かっていたのかもしれないなあ。深い海の底から上がってきた人魚姫は。 自分の世界で生きてきた彼女の精一杯の砦・・キツイ言葉や態度。でも恒夫にあって好きになって。 たとえ何があっても「でもそれはそれでいい」って言う彼女のつぶやきが胸に響いた・・・
虎のシーン。 お魚の館のシーン。綺麗だったねぇ。原作だと水族館なんだけど、そこをあえて休館にして「お魚の館」にしたところがまた映画の展開にあってるような気がしたわ。幻の海の底。
朝ご飯のシーンも印象的でした。干物やだし巻き卵の美味しそうなこと。また妻夫木君の食べ方が美味しそう。あんな朝ご飯作ってください(いや、自分で作らないといけないか)
ジョゼを演じた池脇さん、原作のイメージよりもちょっぴりふっくらしてて可愛い感じでしたけど。あの物言いが良かったよね。 台所の台(?)からバタッって大きな音たてて落ちるところ・・何度見ても大丈夫かなってドキッてしました。
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