| 2004年04月14日(水) |
「エデンより彼方へ」 |
2002年アメリカ 監督 トッド・ヘインズ キャスト ジュリアン・ムーア デニス・クエイド デニス・ヘイスバート パトリシア・クラークソン
紅葉した葉の美しさに見とれているうちに物語りは始まって。なんて色彩の美しい映画かしら。 時代は50年代らしい。登場する車もまさにクラッシックで楽しいし、キャシー(ジュリアン)のドレスやファッションが素敵なのです。ふわっと広がったスカート。柔らかいスカーフ。淡い色合いのドレスの綺麗なこと。
絵に描いたような理想の夫婦・・・のはずだったのに、夫には隠された秘密が。キャシーと結婚して子どもも設けているのだから、彼も自分の同性愛的なものを押さえようとしていたんだわね、きっと。でもやっぱりどうしても押さえきれなくなってきたのでしょうか。そんな彼にショックを受けながらも、愛していこうとするキャシーだったのに。 辛いキャシーにレイモンドの言葉はすーっとはいっていったのでしょうね。二人で語るシーンは良かったわ。 この時代、同性愛もそうだけど、人種差別もかなりのものがあったのですねえ。一緒にいるだけで、非難を浴びるなんて。キャシーの親友でさえ、分かってはくれないのですものね・・悲しいですよね。 キャシーは偏見をもつことなく人の本質を見れる人だったのでしょうね。そんな彼女とレイモンドにもやっぱり現実の壁は越えられないものがあって。
最後はかなり吹っ切れたようなキャシーのだんな様と違って、キャシーはこれから大変だろうと思うのだけれど、彼女がこれからも誇り高く、毅然と生きていけますように・・って願わずにはいられません。
エンドロールも美しいので必見ですよ。 そうそう原題は「FAR FROM HEAVEN」。邦題は天国ではなくって、エデンと訳したのね。これには何か意図するものがあるのかしら。
|