瞳's Cinema Diary
好きなスターや好みのジャンルにやたら甘い、普通の主婦の映画日記。
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2003年10月15日(水) 「記憶のはばたき」

2001年オーストラリア 監督 マイケル・ペトローニ
キャスト ガイ・ピアース ヘレナ・ボナム・カーター フランク・ギャラチャー
リンドレイ・ジョイナー ブルック・ハーマン

ガイ・ピアースとヘレナ・ボナム・カーター!!かなり期待ですよね、この二人が出てるとなると。
って、思ったら、前半はサム(ガイ)の少年時代のお話なのですが。この前半がとても良いのですよ。
サムとおさななじみのシルヴィ・・二人はきっと小さい時から一緒に育ってきたんでしょうね、その二人のお互いへの気持ちが・・少しづつ昨日までとは違う感情が芽生えていく・・そんな甘酸っぱくてせつない、もう私が忘れているようなあの懐かしい感情ね・・それがせつなく思い出されてね〜。きゅ〜んとしてしまったわ。
ダンスパーティーを抜け出した二人が、いつも過ごしている川にやってくる。月の美しい夜、川面には月がゆらゆら揺れていて。「月が踊っているわ」シルヴィがささやく。
一緒に川に入る二人・・このあたりすっごく綺麗なんです。このあと悲劇が起こるだけになおさら・・・

後半は、ミステリアスな展開です。
ヘレナ・ボナム・カーターは、不思議な女性を魅力的に演じています。ガイ・ピアースは、心を閉ざした役柄のせいかな・・あまり表情とか無くって。
言葉遊びや、T・S・エリオットの詩が、印象的に使われていましたね。
最後は、意外とさらっと終わってしまったかな。
船で漂う・・サム(ガイさま)・・やっぱり船で漂うのは・・女性のほうが絵になるかも(汗)
オフェーリアのようにね・・

映像の美しさも心に残る映画でした。


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