2001年オーストラリア 監督 マイケル・ペトローニ キャスト ガイ・ピアース ヘレナ・ボナム・カーター フランク・ギャラチャー リンドレイ・ジョイナー ブルック・ハーマン
ガイ・ピアースとヘレナ・ボナム・カーター!!かなり期待ですよね、この二人が出てるとなると。 って、思ったら、前半はサム(ガイ)の少年時代のお話なのですが。この前半がとても良いのですよ。 サムとおさななじみのシルヴィ・・二人はきっと小さい時から一緒に育ってきたんでしょうね、その二人のお互いへの気持ちが・・少しづつ昨日までとは違う感情が芽生えていく・・そんな甘酸っぱくてせつない、もう私が忘れているようなあの懐かしい感情ね・・それがせつなく思い出されてね〜。きゅ〜んとしてしまったわ。 ダンスパーティーを抜け出した二人が、いつも過ごしている川にやってくる。月の美しい夜、川面には月がゆらゆら揺れていて。「月が踊っているわ」シルヴィがささやく。 一緒に川に入る二人・・このあたりすっごく綺麗なんです。このあと悲劇が起こるだけになおさら・・・
後半は、ミステリアスな展開です。 ヘレナ・ボナム・カーターは、不思議な女性を魅力的に演じています。ガイ・ピアースは、心を閉ざした役柄のせいかな・・あまり表情とか無くって。 言葉遊びや、T・S・エリオットの詩が、印象的に使われていましたね。 最後は、意外とさらっと終わってしまったかな。 船で漂う・・サム(ガイさま)・・やっぱり船で漂うのは・・女性のほうが絵になるかも(汗) オフェーリアのようにね・・
映像の美しさも心に残る映画でした。
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