| 2003年10月01日(水) |
「ベティ・サイズモア」 |
2000年アメリカ 監督 ニール・ラヴュート キャスト レニー・ゼルウェガー モーガン・フリーマン クリス・ロック グレッグ・キニア アーロン・エッカート
カンザスでウェートレスをしているベティ。夫とはあまりうまくいってない彼女だが明るくて可愛い彼女は職場でも人気者。「昼メロ」にはまっているベティの心の恋人はドラマの中の優秀な外科医デヴィッド。 そんな普通な彼女の日常に驚くべき出来事が起こって・・・
「おしどりの小部屋」のみみこさんが私にぴったりよ〜ってことでお勧めしてくれました。まさに〜(笑) 現実逃避して昼メロに憧れる主婦・・・うんうん、こういう設定好き〜。ドラマの世界に入り込んじゃうってところは「カイロの紫のバラ」の逆っぽいし。 でも、でも、なかなかそれだけじゃなかったよ。この作品。最初から驚きました。アーロンの姿(聞いてたけど、これほどとは・・・)だけでもかなりの衝撃だったのに、あのシーンには。思わず飛び上がってしまったわ。
カンザスを出たことのないベティ(彼女のことを「オズの魔法使い」のドロシーってたとえているところが面白い)が、ショック状態からドラマのデヴィットを現実の人物だと思い込み彼を求めてロスに向かっちゃう。 彼女の思い込みがあまりに見事なので、周りの人たちも気づいては呆れながらもどんどん彼女ペースに巻き込まれちゃうのね。 このあたりのレニーのキュートなことったら!! 彼女、こんなに可愛かったんだね〜。
なんだかどんどんお話がベティモードで進んで行くように見えて・・・でも思いがけない展開になっていくのが面白いわ。予想してなかったなあ、こんな風だとは。 彼女を追う二人組みも面白いです。 ベティを想うフリーマンの純情なこと・・・こんな彼もいいねえ。 相棒のクリス・ロックとのやりとりは可笑しいんだけど時々怖くって。 ラストに男(フリーマン)がベティに言う言葉。 これが良いです!!心にメモしました。 この言葉がベティを目覚めさせたんですね〜。
ラストも楽しいです。イタリアのカフェ。 酒場の女性が言ってましたよね。イタリアは人生を変えるところ。 でも人生を変えるのは結局は自分なんだろうね。 私も(誰も言ってくれないだろうから)自分にあの言葉を言ってみることにするわ(笑)
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