| 2003年09月13日(土) |
「ある貴婦人の肖像」 |
1996年イギリス 監督 ジェーン・カンピオン キャスト ニコール・キッドマン ジョン・マルコヴィッチ マーティン・ドノヴァン ヴィゴ・モーテンセン バーバラ・ハーシー
19世紀イギリス。 アメリカからやってきて叔父の家に暮らすイザベルは、美しく聡明な女性。非の打ち所の無いウォーバートン卿の求婚を断った彼女は、私は生きたいのだという。もっと世界を見たいのだと。 そんな彼女を見守る従弟、アメリカから彼女を追ってきたキャスパー、そして、わけありげな怪しい男オズモンド。 彼女が選んだ人生は・・・
美しいニコール!シンプルな黒のドレス(襟の高い)をよく着ているのだけれど、とても素敵。でも、そんな素敵な彼女も騙されるのねえ。 ふうう・・・・聡明な女性ほど見抜けぬものもあるのかしらね。ちょっとおかしな頭の弱そうなオズモンドの姉でも見抜いていたことを彼女は全然気づいてなかったね・・世情には疎いってことかしらね。後半は、泣いてばかりでちょっと辛かった。もっとしっかりと自分を主張する女性だと。 ジョン・マルコヴィッチ!!悪い男だわねえ!!悪ぶりがあまりにハマッってて、腹が立つほどだたわ。 そして、驚いたわ、ヴィゴ(アラゴルン)。出てたんですね! 知らなかったから思わず「まあ!王様、こんなところで〜」なんて。 しかし、色っぽい。目線と声がなんとも。私なら即彼に(笑)
映像と衣装、見事です。 お屋敷や庭。舞踏会の様子や、お茶も!!(カップも美しい)まさに目の保養。 なのに、何故?途中かなり怪しいカットが入ります。これまでの雰囲気と全然違う、おかしいの。これは好きじゃない・・なんでこんなの入れたんだろうか。
ラストも唐突だったけど。 う〜む、どういうことでしょうかね。
最後のニコールの表情にはとまどいと孤独が見えたけど。
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