| 2003年03月28日(金) |
「ゴスフォードパーク」 |
2001年アメリカ 監督ロバート・アルトマン キャスト マギー・スミス ヘレン・ミレン ケリー・マクドナルド ジェレミー・ノーザム ライアン・フィリップ 他
1932年イギリス郊外のカントリーハウス「ゴスフォードパーク」を訪れるたくさんの招待客。 クリスティーのミステリーを彷彿させるたくさんの登場人物たち。彼らには、またそれぞれの付き人やメイドがついているのだから。
屋敷の階上で繰り広がられるゲストたちの会話は、優雅なように見えてそれぞれの思惑がからみあい、なんともうわべだけのようで味気ない。 それに比べて階下の使用人たちは、忙しく働きながらも主人達のゴシップに花を咲かせ、生き生きとして見える。彼らの会話から主人達の姿が浮かび上がってくる。
午後のお茶、見事な晩餐、雉撃ちとパーティー。 なんとも豪華絢爛なカントリーハウスの日々は、完璧な召使たちの手で支えられているのでしょう。執事頭のジェニングスと女中頭のミセス・ウィルソンは「日の名残り」の二人を思い出させます。
ミステリーとしては、なにげに途中で分かってしまうところもあるし、ドンデン返しもないのでちょっとあてはずれかも。
しかし、楽しめましたー。嬉しいほどのお茶の時間。モーニングティーにアフタヌーンティー。使用人たちの夜のお茶まで。 一度ではもったいない、何度も細かくチェックして楽しみたい映画です。 もちろん「Tea&Cinama」に載せますー。お勧めしてくれたみみこさん、ありがとう〜。
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