瞳's Cinema Diary
好きなスターや好みのジャンルにやたら甘い、普通の主婦の映画日記。
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2003年03月15日(土) 「アバウト・ア・ボーイ」

2002年フランス・アメリカ・イギリス 
キャスト ヒュー・グラント トニ・コレット レイチェル・ワイズ ニコラス・ホルト

ウィルは38歳。父親の書いたクリスマスソングの印税で、優雅に暮らす独身貴族。働いたこともないし、恋の相手に後腐れの無いようにシングルマザーを狙ったり。
かなーりいい加減で、うそつきで自己中心的なキャラなんだけど、これがね、憎めないんですよ。ヒュー・グラントがね、こんなキャラをものすごく自然に(なんで?)しかも魅力的に演じてるんだなあ。
「人はみんな離れ小島さ・・」なーんてセリフにうなずいてみたり、突然押しかける少年に少なからずいらいらさせられたりするんだけど、この少年マーカスとウィルの微妙な距離感がいいな。
学校ではいじめにあって、母親は情緒不安定、でもマーカスたくましいよね。そんなマーカスの心をなんでこんなにウィルは分かるんだろう?

クリスマスには1人で「フランケンシュタインの花嫁」のビデオを観ているウィル。いつもは1人でいることにとても満足してて、充実しているつもりなんだけど、やっぱりどこか求める物があるのかな・・と思うシーンでした。

人は1人では生きれないっていうけれど、かかわりを持つってことはかなり疲れたりストレスになったりもすることだよね。それでも相手を知りたいと思うエネルギー、パワーをマーカスは与えてくれたのかも。


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