1993年アメリカ 監督ケネス・ブラナー キャスト ケネス・ブラナー デンゼル・ワシントン エマ・トンプソン マイケル・キートン キアヌ・リーブス
原作はシェークスピアの喜劇。そういえば、シェークスピアって、私、悲劇しか読んでないような。悲しい話(?)好きかなあ。四大悲劇なんて言われたら、興味引かれちゃう。
で、その悲劇の印象が強い私。冒頭から明るいなんとも陽気なシーンが続いて、ちょっとあっけにとられちゃった。 そして、セリフがすごいよねえ。逢えばお互いにけなしあうベネディクト(ブラナー)とベアトリス(トンプソン)のやりとりは、よくあんなに喋れるわあと感心しましたね。 楽しいのは、ドン・ペドロ(ワシントン)の提案で二人を結びつけようと策を練るところ。午後のまぶしい庭園のなか、わざと打ち明け話をするペドロたちと緑のいけがきに隠れて話を聞いている二人。そのタイミングとかが可笑しくて。
出演人が、なんとも豪華でしょう〜 キアヌが、性根の曲がったペドロの異母弟役で出ています。出番は少ないけど。
事件がおきて、あらあら、悲劇にと思ったら、最後はもちろんハッピーエンド。 「人間は、心変わりしやすいもの」独身主義者のベネディクトが、堂々と宣言すると冒頭にも流れた「乙女よ、嘆かないで。男心は変わりやすいもの・・」と詩が流れます。なかなか面白いね。
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