贈る届く
慈
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宿木。
あたしの話に耳を傾けてくれる幹に
“一緒にいさせて”って抱きついてみても
あたしがあなたに溶け込めることはなくて
宿木にすら、なれなくて
あたしの涙を飲み込んでくれる地べたに
“このまま沈みたい”ってうつ伏せてみても
生きたあたしが養分になれることもなくて
このカタチを保ったままで
あたし、どうして人間に生まれたのかな
あなたたちみたいが、良かったよ
2006年12月26日(火)
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