家に帰ると、下駄箱の上にチキンの鍵が置いてあった。 それだけで吐き気を覚える。 この間の事もあるし。
あの時、まだヴァギナもアソコもマンコも知らない時のことがフラッシュバックした。 恥辱にまみれた幼少時代。
リヴィングに入らず自分の部屋へ。 ただ、涙が出てきた。 お腹がすいて家に帰ったけど、その空腹感が余計に吐き気を増幅させる。 ハハオヤが何か言っていた。 あたしは 「なんで家に入れたの?」 といった。 「家族だから仕方が無い」
い:あたしを犯して置いて・・・。 そうしたら、クレイジーママ、「またかよ」って顔をした。 仕方ないよね。 犯されたことも輪姦された事も無い人間に、なにがわかるんだか。
何食わぬ顔をして、あたしに尻拭いさせて。 さぞかし楽だろうな、チキン。
クレイジーママはあたしに半ば無理やり薬を飲ませて、少し寝かせて 1時間後にご飯を食べに来なさいといった。 杜撰な料理。 とりあえずお腹に投げ込む。
チキンは大学院の話しをしてる。 「勉強だけ」はできるからな。
しばらくしていつのまにかあたしは欺瞞家族の仮面をかぶり、談笑に参加する。 どこかで見た事のあるお菓子が目の前にでてきた。 ・・・・・あたしの部屋に、置いておいたお菓子。しかも、奥のほうに。
い:ねぇ?(クレイジーママに) 「なに?」 い:これ(お菓子)どこで?あたしの部屋にあったやつじゃないの? 「そうだけど?」
「いたっ・・・・」 い:勝手に入るなって言ったでしょ?!何回言ったらわかるの?! 「だって・・・部屋が開いてたから・・・」
絶対に、詮索してる。あたしの部屋。 まずいものは全て持ち歩いてるけれど、あたしにはプレイヴェートゾーンもないのか。 いつも監視してなきゃ気がすまないのか。
しばらくの後、 い:絶対に3人じゃ暮らせないね。あたしでていくから。 といった記憶がある。
早く、早く家を出ないとあたし、自分を殺してしまう。
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