いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2013年11月28日(木) 癒しのお魚さんたち@事務所

 我事務所には、32人いや32匹の同居人がいる。熱帯魚さんたちである。昭和40年のころ、都営住宅に父と二人で暮らしていた。友人の家に遊びにいくと、カラーテレビと熱帯魚の水槽があった。我が家には、テレビは無論のこと、熱帯魚はいなかった。

 そこで、「きっと大人になったらカラーテレビを買って、熱帯魚を飼えるようになろう」と、子供心に決意したのだった。時代は移り変わって、カラーテレビは、お金持ちの象徴ではなくなってしまった。

 熱帯魚もである。昭和の終わり頃、妻の反対を押し切って熱帯魚を飼った。私の出張中に、サーモスタット(温度調整器)が壊れて、全滅してしまった。それから、我が家では「熱帯魚禁止令」が発令された。

 今年のはじめに、新しい事務所の陣容を整えることになった。そこで、あの夢よ、もう一度とばかり、熱帯魚飼育に挑戦することにした。幸い、支援者の方が、円筒式のおしゃれな水槽をプレゼントしてくださったので、ネオンテトラ10匹と、水槽をお掃除する白い魚(名前不詳)3匹を飼いはじめた。

 しばらくすると、水槽に卵が付着し、ネオンテトラだと思っていたら、ヒゲ面のお掃除屋さんの稚魚が誕生したのだ。頂いた水槽では小さいので、インターネットで最安値の水槽を購入し、お引越しをした。

 ところが、温度差に弱いネオンテトラさんは7疋もご逝去されえしまったのだ。真夏は、お魚のためにクーラーをかけたり、保冷剤を水槽につけたり、大変な思いをした。とはいえ、ヒゲの魚が7匹、ネオンテトラが3匹の水槽は、眺めていても面白くないな、と思っていたら、月曜日に一挙に増員されていた。

 事務所の美人秘書(!)さんが、10匹298円という驚愕セールで、ネオンテトラさんとグッピーさん合計22匹を買ってきてくれたのだ。やった〜


 閑散としていた水槽が、にわかに賑やかになったではないか。痛む歯と顔面を抑えながら、小さな世界で懸命に生きていくお魚さんたちを見ていると、心が和む。

 実は人間も、地球という「小さな水槽」の中で懸命に生きていると、Somethig Greatさんが見ているのかもしれない。


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