いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2012年10月16日(火) 参加する本人まで反対?の区議会海外旅行、いえ友好親善

 昨日の区議会本会議で、「海外親善訪問調査」に議員を派遣するという議案が上程された。生活者ネットワークからの議案質疑の答弁にあたった、自民党幹事長さん、二度三度にわたる質疑に、せっかく事務局が用意した「答弁原稿」を読めず、動議で議会が中断。

 再開後、採決をしたが、自民党、公明党、民主党(2名を除く)、みんなの党(1名を除く)の賛成多数で、めでたく海外旅行、いえ海外親善調査に出発できることになった。

 面白いのは、民主党の馬橋議員(元日本旅行社員)と黒川仁議員(本人が参加する)の2名が、採決にあたって退席したことだ。馬橋議員は、旅行会社時代に散々議員の「視察もどきを見て、良心に従って退席したのだろう。黒川議員は何だろうか。退席するなら参加しなければいいのだが…

 被災地ではいまだに仮設住宅に住んでいる人々がいる。自治体職員は交代で被災地支援で出かけている。また、国家公務員(自衛官を含む)は、給与の10%近くを1年半の間、復興資金のために減額されている。そんな今、区議会議員が海外に出かえる合理的理由はなんだろう。私には理解できない。

 以下、議案の内容である。

派遣場所 アメリカ合衆国、セーラム市、ボストン市、ニューヨーク市

期間 平成24年12月12日〜12月19日

派遣議員 松原秀典、大森昭彦、松原茂登樹、塩野目正樹、飯田茂、丸山かよ、玉川英俊、黒川仁、各議員


派遣場所 ドイツ連邦ブレーメン市、フランクフルト市、チェコ共和国プラハ市、スイス連邦チューリッヒ市

期間 平成24年12月12日〜12月21日

派遣議員 田中一吉、伊藤和弘、押見隆太、鈴木隆之、海老沢圭介、長野元祐、冨田俊一、松本洋之、森愛、各議員

 ちなみに、23区で海外視察や親善訪問を実施している区は2区のみ。区民の貴重な税金を1200万円使って18名の区議会議員が海外に出かける。私は永遠に参加しないが、どうせいくからには、区政に寄与できる成果を持ち帰って欲しいものだ。

 本議案に反対した会派

共産党、生活者ネットワーク、たちあがれ日本、無所属(荒木秀樹)、緑の党、みんなの党(1名賛成、1名反対)、

 議案採決に退席した議員

 馬橋、黒川(民主党)


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