いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2012年08月31日(金) 保健福祉委員会行政視察三日目@島根県出雲市

 視察最終日である。宿泊場所である国民宿舎のフロントに8時20分集合だった。が、一人いない。かの女性区議である。同室の他の女性区議に聞くと「今、お化粧中」だそうだ。嗚呼!!!

 またマイクロバスに乗って今朝の視察場所である、島根県出雲市にある「がん情報サロン ちょっと寄ってみません家」に向かう。はたして、がん情報サロンとはなんぞや????イメージがわかなかった。

 着いた先は「ええ?これが県の施設」と思うほど、小さなものだった。なぜ?

 ここは、佐藤さんという方が私財を提供して開設しているものだと言うことが説明でわかった。そもそも「がん情報サロン」とは、なんぞや。がん患者や、その家族が一人で悩まないように、病院などに開設されたサロンが発祥のようだ。

 佐藤さんご自身も、ご主人をがんで亡くし、その闘病生活の中で「サロン」と出会い、ご主人亡き後、ご自分でサロンを開設されたそうだ。我々の視察のため集まってくれた仲間3人は、いずれもご自身ががん患者でありながら、佐藤さんを手伝ってサロンの運営に加わっているそうだ。

 島根県のがん対策推進室長がいらっしゃる前で失礼だとは思ったが「県から運営の助成はないのですか?」とうかがうと、すぐさま返事が返ってきた。

「県から助成などもらうと、面倒くさいのでいりません!」

 一般的に、このような施設や団体にうかがうと「もっと補助金を」という声が多いが、立派である。

 11時に施設を失礼して、出雲市駅に向かう。駅前で委員長が解散宣言を行って、3日間の視察を終了した。なぜ、羽田で解散しないか?それは、長い議会の視察の慣例なのだ。せっかく来たのだから、もう1泊自費で、などという方への配慮だと思う。

 さて、せっかく出雲まで来たのだから、出雲大社に参拝しようと、何人かの議員と連れだって大社へ向かった。大社につくと「古事記1300年記念、神話博」というイベントを行っている、と幟などがたっていた。

 その会場に行ってビックリ!大変申し訳ないが「これが博??」と、同僚議員と顔を見合わせてしまった。「神話屋台村」程度がいいところだろうか。きっと、イベント会社が大儲けをした「横浜博」の地方版なのではないだろうか。

 様々な経験と出会いのあった3日間だった。区民の税金約120万円を使ったのだから(12名で)、必ずやこの成果を区政に反映しなければ、現政権民主党と同じ「ウソつき」になってしまう。

 視察にご協力頂いた関係自治体、企業の皆様に感謝!


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