いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2010年11月25日(木) 緊張感のない大田区議会第4回定例会1日目

 名古屋の河村市長、阿久根市の竹原市長、いずれも市議会を「バカにして」いる有名な首長であるが、痴呆議会とも言える地方議会の現状を見るにつけ、「バカにされても」仕方ないとも思う。何しろ言論の府で議論をしない、出来ないのだから。

 さて、今日から始まった第四回定例会。残念ながら議場にはデジカメは持ち込めないので、言葉で中継しよう。

 松原区長は代表質問への答弁約20分の間、ずっと答弁原稿を棒読み。とにかく、すべて予定時間内に読まなければ、との熱い想いだけはヒシヒシと伝わってくるが、誰が書いたかわからない原稿を必死に朗読する姿は、痛々しくもある。代表質問に対する答弁は、首長としてのビジョン、想いを答えればいいのであって、細かい数字などは部下の役人の答えさせればいい。自らのビジョンであれば、お役人作成の原稿など読まなくても、顔をあげて答えられるはずだ。松原区長は、ノー原稿でご自分の言葉で答弁される時のほうが、余程活き活きされているのに、もったいない。

 区長の答弁で驚いたのは、「ショートシテイ」との答弁である。なんと、介護保険の「ショートステイ(短期施設入所)」の「ステイ」を「シテイ」と間違えてしまったようだ。それも1回ではないから困った。内容を理解せず読んでいるのだろうか。過去にも、横文字の読み間違いがあるが、お役人はこのような間違いがないよう、なるべく日本語で表記すべきである。

 また、松原政権のキーワードは「国際化」と「地域力」だそうだが、熱のこもった答弁で、ごっちゃになってしまったのか「国際力」との造語も発言されていた。これからは、国際力だ、そうだ。

 この区長の答弁の最中に、理事者席といわれる部課長さんたちの席を見渡すと、いやはやよく「お休み」になっていらっしゃる。日ごろの激務のお疲れを議会で癒しているのか、それとも、自らの社長さん(区長)の答弁を目をつぶってジックリ聞いていらっしゃるのか。当然、後者に違いない。 

 今年、様々な確執のなかで議長に目出度く就任した同期の議員さん。質問者の後ろの議長席で何やら瞑想にふけっていらして、大きな身体が議長席からいまにも落ちそうでドキドキ。

 一応、大田区部長職のトップのある部長さん。区長と同様に、必死に原稿を読む。そこで私。「たまには原稿から顔をあげて!」とヤジる。部長さんは、私を見る。「違う!違う!私じゃない。質問者を見て」部長さん、質問者のほうをチラ。私「やれば出来るじゃん!」ふう〜!なんで、答弁作法をヤジで教えなきゃいけないんだろう。みんな優秀な方ばかりなのに。

 隣席のオヤジ議員、荒木ひでき氏。いつもは私のヤジに「うるせいな〜」と文句を言うのに今日は「いぬぶしセンセイのおっしゃる通りです」などと気持ち悪い。どうやら、先日、彼の地元での根も葉もない中傷につき、私がこのブログで正したことに感謝して頂いているようだ。よっ!人情派、荒木!

 以上、大田区議会の今日の極めて主観的実況中継である。

 おい!いぬぶし!お前こそ寝るな!byお役人

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