| 2007年10月18日(木) |
PRの基本は、誰に、何を、どのように |
今日は、mixiで知り合ったPR会社社長のお誘いで、マーケッテイングの研修会に出かけた。
講師は、ビルコム株式会社という創業3年目の会社の若い社長さん。初年度から営業黒字を出し、現在は35名の社員を擁しているいるそうだ。彼は、広告・宣伝という既存の広告代理店やPR会社の仕組みから、広報・PRという括りで創業されたそうだ。
(講演の趣旨)
広告とPRでは発信者が違う。広告は発信者が広告主(企業)であるのに対し、PRの場合は、第三者(記者や消費者)となる。PRのほうが、第三者を介することになり、情報を受け取る側がより客観的で信頼のおける情報として受け取りやすくなる。
PR戦略→誰に、何を、どうやって
彼が仕掛けた代表的な例として、エイビアン(フランスの水)のPR事例をあげていたが、なんと、前任の広告代理店が担当していた一昨年度から比較して、2倍以上の売り上げをあげたというから、たいしたもんだ。
講演終了後「私は、ブログが45万PV(ページビュー)あるんですが、選挙は苦しかった」という趣旨の話を彼にすると、「それは誰に、が違っていたんですね。又、ブログを読んだ読者に投票行動を起こさせる動議付けにかけていたのでしょう」と。その通りだ。
確かに、東京都選挙管理委員会が行った「なぜ、その人に投票したか」という調査で、トップは「知人に頼まれた」だった。その意味では、上記のPRの範疇、すなわち「第三者発信の情報」にはいる。ちなみに、「うぐいすの連呼」は、ほとんど効果なし、との結果だった。これは、まさに広告の範疇だ。
選挙こそ、マーケッテイングの効果が最もわかる「売り場」かも知れない。ああ怖い!
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