雪さんすきすき日記
リサイクル戦術シミュレーション『リサイクルプリンセス』 倒れてもその場で復活するリサイクルSLG。全力で応援中!
DiaryINDEXpastwill
「ときのあくま」攻略はこちら  「東方戰騎譚」エキスパート攻略はこちら  考察のようなものはこちら
自己紹介はこちら  リプレイはこちら  動画はこちら(完成版体験版)  Twitterはこちら


2020年01月12日(日) 「Princess in Airiness」のこと

 8時頃起床。今年に入って初めて快眠と思える眠りにつくことができた気がする。午前中は溜まったシャツにアイロンがけをして、午後から会社に行って2時間ほど作業をし、その後献血へ。今日は時間があるので成分献血にしたが、成分献血は数年ぶりだったのでいろいろと変化があって戸惑った。帰宅後にネットで成分献血のことを調べたら、以前よりも需要が伸びているとのこと。成分献血なら2週間の間隔をおけばできるし、今後は積極的に成分献血をしていこうと思った次第。

 「Princess in Airiness」(Broken Desk)の感想を。
 世界の平和の祈りを捧げるために王女が塔を駆け上る2Dアクション。
 操作はマウスでドラッグ&ドロップ。ドラッグすることで王女の方向と勢いを設定し、ドロップで王女がその方向に飛び跳ねる。地形を伝って塔を登り、道中にいるボスを倒しつつ塔の頂上に登るのが目的。

 操作方法から分かるとおり、スマホアプリをPCでプレイできるようにした作品。スマホでのタップ操作をマウスのドラッグ操作に置き換えている。
 王女の飛び跳ねる先が実線で表示されるのと、ドラッグしている間は全ての物体が停止するので、落ち着いて操作できる。ただし、積算時間は増えていくので、タイムアタックの際には手際良く狙いどおりの方向に設定する必要がある。
 道中は、この飛び跳ねる先が明確に表示されることもあってやや込み入った場所や仕掛けも登場する一方で、勢いを付ければ何階層も一気に飛ぶことができるようにもなっており、緩急の付け方が上手。さらに、4つの道中はそれぞれ特徴づけも明確であり、変化に富んだ道中が楽しめた。難易度も、初回プレイ時は30分くらいかかったものの、道筋や仕掛けが把握できると効率の良い操作ができるようになり大幅に時間が短縮できて手応えが感じられたので、繰り返しプレイが前提のタイムアタック向けに適確に調整されているように感じられた。何より、勢いよく王女が飛んで画面が高速でスクロールするのを見るのが非常に気持ちが良かった。

 一方で、ボス戦には苦言を申したい。王女は攻撃手段を持たないのでボスに攻撃するには手順を踏まなければならないというシステムになっている。最初の2体こそボス自ら弱点を晒してくれるのでそこに向かって体当たりをすれば良いが、残りの2体は攻撃するための物体が登場するのを待って、それを弾いてボスに当てなければならない。これがプレイを非常に間延びさせてしまい、道中の疾走感が台無しである。特に、ラスボスは倒すまでに4分程度かかる長丁場であり、しかもボスの攻撃が間欠的で待ち時間の方が長いほどであり、退屈この上ない。しかも、ボスを攻撃できる岩が一度に2個出るのに1個しか当てられず(もう1個を弾いてもボスをすり抜ける)、時間を短縮するための操作のし甲斐さえ無い。加えて、ラスボスの攻撃は二段階なのだが、途中でやられると第一段階から再開で、この退屈な作業を再度やりなおさなければならないと思うとうんざりするという気持ちしか湧き起らなかった。せめてラスボスは第二段階目だけで良かったような気がする。

 思うに、道中はスマホでの操作を前提とした調整になっているので違和感なくプレイできたが、ボス戦はコントローラで操作するアクションゲームの文法をなぞってしまっているので齟齬が生まれてしまったのではないかと。ボス戦はほぼ固定画面であり、コントローラで操作するのであればゲームとして十分に成立するが、この操作内容に対しては移動範囲が大幅に制限されてしまい折角の大胆な動きが全く活かせない。この点が非常に残念な作品であった。


氷室 万寿 |MAIL
DiaryINDEXpastwill