雪さんすきすき日記
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2020年01月04日(土) 「Cont Last」のこと

 9時半頃起床。ちゃんと起きることができなかったので、「Gato Roboto」の1時間以内クリアの実績に挑戦することにした。
 普通にクリアすると2時間程度、詰めても1時間を切るのは並大抵のことではないが、公開されているタイムアタック動画を見ると色々な時間短縮の技や経路が用意されており、それらを活用すれば非常に楽になる。
 その中でも特に重要なものが2つ。まず、セーブする瞬間にスーツを脱ぐとバトルスーツが小さくなる。この姿では1ブロックの高さの隙間も抜けられるため、従来は猫の姿でしか行けなかった場所もスーツを着たまま行けるようになる。これにより、かなりのボスを倒さずに進むことが可能になる。さらに、一部のシャッターが下りる部屋で敵が出現しなかったり、止まったままになることから、これだけでも大幅な時間短縮ができる。
 そして、ロケットを撃った反動で動いた瞬間にスーツを脱ぐことができる。これを水の上で行うとスーツが水中に沈み、それを着るとスーツを着たまま水中での行動が可能となる。これも要所での大幅な時間短縮に貢献する。
 どちらの技もかなり厳密な入力を要するが不可能というほどでもなく、感覚を掴んでしまえば結構な頻度で出せるようになる。これに加えてセーブデータを巻き戻せるようにしておけば、失敗しても再挑戦が容易にできる。
 というわけで、これらの技を駆使して40分でクリアして、最後の実績を達成することができた。

 昨日プレイした「Cont Last」(rack pinion)の感想。
 ルーミアが主人公の横2Dアクション。黒い物体を消して白い物体を出現させるヤミマトイという操作が特徴。
 操作は左右移動、ジャンプ、ヤミマトイ。移動とジャンプで地形を伝い、障害物に触れたり地形から落下せずに出口に向かうのが目的。
 ヤミマトイは一定時間ルーミアの周囲が黒くなり、その範囲内にある黒い物体は消え、白い物体は出現する。これにより、障害となる黒い地形を消して通り抜けたり、白い足場を出現させて先に移動することができる。ヤミマトイを解くか、道中に落ちているアイテムを取ることで時間は回復する。

 ルーミアの闇を操る程度の能力をゲームのシステムに取り込んだ作品。システム自体はヤミマトイにより黒い物体を消して白い物体を出現させるという簡素なものだが、それら白と黒の物体の配置を活用した仕掛けがとにかく絶妙で、新しい仕掛けが現れる度にその発想の豊かさには驚かされた。さらに、全30面ほどある中で、似たような仕掛けこそあれど似たような面は全く無く、全ての面において新鮮味のある攻略を楽しむことができたことにはただただ感心するばかりであった。
 仕掛けの中には非常に短い間隔でヤミマトイを切り替えたり、都度頃合いを見計らった切り替えが続く場面もあり、緻密な操作を要求される仕掛けが多くなる後半の難易度はかなりの高さであった。また、途中でヤミマトイの時間を回復して進むような長い仕掛けには、かなりの緊張を強いられたりもした。しかし、いずれの仕掛けも理不尽さは微塵も感じさせず理にかなった難易度であり、攻略のし甲斐と乗り越えたときの達成感は十分に高いものが得られて大いに満足のできる内容であった。ただ、割と死にゲー要素が強く、攻略中は仕掛けを乗り越えた先にある新たな仕掛けに引っかかって戻るを繰り返す羽目にはなったが。

 灰色を基調にした画面描写は上品な感じであり、さらに白と黒の物体の視認性も高く好印象。その中で唯一色を纏っているのがルーミアであり、非常に目立つことから操作もし易かった。寂寥とした無機質な風景の中を1人進むルーミアの姿はとても印象的であり、コントラストを捩ったタイトルと相まって何か哲学的な雰囲気すら漂ってくる気がした。

 142ミスで全面クリア。ルーミアの能力を上手にシステムに取り込んだだけでなく、そのシステムを大いに活用する仕掛けが数多く用意されており、大いに攻略を楽しませてもらうことができた。これほど完成度の高いアクションゲームに仕立て上げた手腕は高く評価したい。


氷室 万寿 |MAIL
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