雪さんすきすき日記
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2018年03月31日(土) 続・「妖精とこころの迷宮」のこと

 8時半頃起床。繁忙期が終わったので昼頃までゆっくり寝ていようと思っていたのだが、早起き(当社比)してしまった。

 繁忙期中に放置していた空き缶やらペットボトルやらを一気に片付け、冬物をクリーニングに出し、散髪まで済ます。その後、絶好のお花見日和だったので、満開の桜を見に近所の川沿いを散策。桜のトンネルが楽しめる場所がこんな近所にあるのは、とても幸運である。

 「妖精とこころの迷宮」(ほわいとふれあ)を裏ダンジョンまでクリアしたので、感想を。
 こころと三妖精が、ダンジョンで鬼ごっこをするローグライクRPG。
 操作は一般的なローグライクで、移動、攻撃、メニュー、向き変更、斜め移動。ゲーム内容も基本的なローグライクで、迷宮を探索してアイテムを活用して敵を倒し、次の階への階段を見つける。10階ごとにボスが登場する。また、アイテムを使って拠点である博麗神社に戻り、アイテムの持ち込みや預け入れも可能となっている。
 独自のシステムとしては、喜怒哀楽システムと残機システム。喜怒哀楽システムは、攻撃を受けたりアイテムを使用するなどプレイヤーの行動に応じて喜怒哀楽4つのパラメータが増加し、それぞれのパラメータが一定になると感情の種類に応じた効果が得られるというもの。残機システムはその名のとおりで、敵を一定数倒すとエクステンドして、残機の数だけやられた場所から復活できる。

 非常に基本を押さえたローグライクで、斬新さこそ欠けるものの安心してプレイできた。難易度は、序盤から中盤で集めたアイテムを後半で活用するような調整のように感じられて、これまたローグライクならではのアイテムを活用する面白さも十分に味わえた。また、ため込んだアイテムを後半惜しみなく使って敵を倒していく制圧感と開放感はかなり気持ちが良く、この作品を繰り返しプレイする原動力の1つとなった。持てるアイテムの数には限界があるが、取捨選択をきちんと考えなければならない絶妙なアイテム数の設定も好印象。あと、1プレイ2時間程度でクリアできるので、年度末の忙しい最中でも気軽にローグライクを楽しめたのは有難かった。
 独自システムについては、喜怒哀楽システムはアイテムを使いまくるプレイスタイルなので、どうしても楽にしかならなかった。感情を意図的に選択するにはかなり偏ったプレイ内容が要求されるので、システムの自由度は高そうでその実低かったりする。というか、楽の感情の効果の1つがマップ内のアイテムが見えるようになるというもので、ダンジョンの構造が把握しやすくなり使い勝手が非常に良い。これ以上の効果を持つ感情が無さそうなので、感情は楽一択かと。残機システムは、慎重にプレイしていれば使うことは無かった。しかし、何しろローグライクなので一度やられたら装備全喪失である。それを防ぐ保険としては有難い存在であり、あるのと無いのとでは安心感が全然違う。
 また、こころでクリアするとリリーでプレイが可能になる。リリーは防具が装備できない一方で、アイテムを春度に変換して桜花結界による一時的な強化が可能になったり、アイテムの効果が一部変更になる。桜花結界は狙って出すのが難しいのであまり活用できなかったが、こころのときには全く役に立たなかったアイテムがリリーでは最強(敵をアイテムに変える)になり、戦い方が一変したのは面白かった。

 クリア後の裏ダンジョンは、マップが複雑化したり敵が強化されたりアイテム名がランダムに変化して効果が分からなくなったりと難易度が上昇。また、アイテムも罠的なものが増えて、効果を確かめようと迂闊に使うと大変なことになったりする。100ターン経過後に死神が大量発生(事実上の詰み)するスペルカードに引っかかったときは、裏ダンジョンの方向性を嫌というほど思い知らされた。一方で、武器や防具の合成ができるようになるなど有利な点もあり、表ダンジョンではとてもできなかった力押しによるダンジョン踏破が可能になり、表とはかなり違ったゲーム内容で二度楽しめた。ただ、仕様なのかバグなのか分からないが、開始直後に泥棒の冤罪を掛けられる不条理なイベントは不快でしかなかった。あと、裏ダンジョンに行くには神社の奥の方にいるスターに話しかけるという条件が、地味に分かりにくかった。

 音楽は全編東方アレンジだが、ローグライクというシステムに合わせてゆったりとした曲調が揃っている。おかげで、曲に気持ちが引っ張られることなくゆっくり考えてプレイできたので、良アレンジであると思えた。一番のお気に入りは、お店のアイテムを盗んだときに流れる佐渡の二つ岩のアレンジ。このときばかりは原曲並のテンポの曲が流れて焦燥感を一気に煽ってくるのが、それまでの雰囲気を一変させて面白いと思った次第。

 やりこみ要素としては、敵の図鑑埋めがある。一度倒した敵は図鑑に載り、10回倒すとコメントが表示されるというもの。こういうのは最後まで埋めたくなってしまう性分なので、全部埋められるように頑張りたい。

 あと、お店から品物を盗んで逃げるのはとても無理。店番の小鈴を倒しても駄目だった。


氷室 万寿 |MAIL
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