雪さんすきすき日記
リサイクル戦術シミュレーション『リサイクルプリンセス』 倒れてもその場で復活するリサイクルSLG。全力で応援中!
DiaryINDEXpastwill
「ときのあくま」攻略はこちら  「東方戰騎譚」エキスパート攻略はこちら  考察のようなものはこちら
自己紹介はこちら  リプレイはこちら  動画はこちら(完成版体験版)  Twitterはこちら


2017年02月10日(金) 「空棲精神性レゾナンス/コンフリクタ」のこと

 あろうことかけものフレンズに大はまり。課金してニコ動で全話を何周も見たりガイドブックを予約したりと、普段アニメを観ない反動か物凄いことに。そして、その影響で日記を書くのが疎かになっている。

 「空棲精神性レゾナンス/コンフリクタ」(Reminisce)の感想を。
 空棲精神性という精神生命体を進化させて戦う3Dアクション。映像と音楽との同調により得られる高揚感が特徴。
 操作はWASDで移動、マウスで視点移動。スペースで加速。攻撃は3種類で、右クリックで誘導するベインアタック、左クリックで突進するブレイクアタック、SHIFTで溜め攻撃のバーストアタック。
 ゲームの舞台は円形をしており、そこにクラスターと呼ばれる光の環が点在する。プレイヤーがクラスターに触れると敵の群れが発生するので、それらを攻撃して破壊する。プレイヤーには5つの能力があり、破壊した敵の色に対応した能力のレベルが上昇していく。総レベルが一定値になるとレベルキャップが起こり、そのラウンドをクリア。新たな能力を得て次のラウンドへと移行する。
 ラウンドをいくつかクリアするとボス戦となる。ボス戦ではボスに攻撃を当てるとスタンゲージが上昇し、スタンゲージが最大になるとボスが気絶する。このときにバーストアタックを当てると大ダメージを与えられる。
 自機は体力制だが、精神世界なのでWill(意思)が体力となる。攻撃を受けるとWillが減り、無くなるとゲームオーバー。

 テクノ調の楽曲に攻撃時の効果音が同調することで、多彩なアレンジの姿を聴かせてくれる。映像的にも無機的で幻想的な精神世界の様子がまばゆく(映像の眩しさに注意書きがされるほど)描かれており、楽曲と映像との調和が高揚感を生み出す構造となっている。これらの演出が精神世界を描いた独特の世界観への没入度を高めてくれる。
 世界設定は複雑なのだが、ゲーム内容は割と単純。基本的には敵を倒して能力を上げてボスを倒すという流れで、そこにスコアアタックの要素がいくつか用意されている。描画は3Dだが、上下方向への移動はなく実質的には2D全方位STGである。クラスターの色によって出てくる敵の色が決まっているので、成長の方向性もある程度は決められる。ただ、あまり極端な方向への成長はできないので、あくまで気持ち程度という感じではあった。
 精神世界の設定はゲーム内のアーカイブで詳しく見ることができるのだが、こちらは中々奥深い。プレイ開始時はゲーム内容が何だかがまるで分からなかったのだが、世界観を把握することで敵を破壊する意味やゲームの目的がようやく理解できた。ここの敷居がやや高かったように思えた。ボスとの会話はそれぞれの性格が色濃く出た内容で興味深いのだが、こちらは操作に忙しくて十分に読む余裕が無いのが残念。世界観を理解する上では重要な内容のようではあるが。

 ゲーム中に得られるスコアとは別のポイントを消費して、武器の種類が増やせる要素があるのだが、こちらはほとんど活用する機会は無かった。初期の武器だけで十分楽曲の変化は楽しめたし、一応使ってみたけど正直使いにくいものばかりであった。あと、スペースキーで加速するのだが、プレイ中は疾走感のある展開を楽しみたかったのと、ボス戦では攻撃を避けるためにずっと加速しっぱなしだったことから、わざわざこの操作を必要とするのか疑問であった。
 そもそも、敵の攻撃がとても分かりにくいというのが率直なところ。移動し続けることで攻撃を当たらないようにするしかなかった。ボス戦での体力回復のシステムも良く分からないところがあり(特にラスボス戦)、何だかよく分からないけどクリアしてしまったという感じで攻略の手応えとしては今一つ。
 ただ、音楽と操作の同調や独特の世界観による映像表現はとても印象的で、雰囲気を重視した作品という印象を強く受ける内容であった。


氷室 万寿 |MAIL
DiaryINDEXpastwill