雪さんすきすき日記
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2016年08月11日(木) 「犯人は僕です。」のこと

 今日から来週の月曜まで夏季休暇。今週は休暇前の引っ越し作業の追い込みで全くゲームができなかったのが悔やまれる。

 今日は9時頃起床。差し入れの買い出しが済んでいなかったので、午前中に早々に済ませる。やはり夏といえばゼリーであるが、量がかさばると重いのが難点。
 13時半の電車で上京。疲労が抜けきっておらず、電車の中は貴重な睡眠時間。旗の台の宿に着いてからも2時間ほど寝てた。

 夕食は宿の近くの商店街を散策していたところ、SAKANAYA 粋という居酒屋が目に留まったのでそこに入ってみることに。明日からコミケなのに生牡蠣を注文するという向こう見ずなことをやらかす。そして、出てきたものを見て、手の平ほどもあるその大きさに圧倒される。しかも、ただ大きいだけでなく、濃厚な身に塩味が絶妙に効いており、味の方も絶品であった。それ以外にも、刺身は脂が乗っており、お寿司はシャリが口の中でほどよく解けるなど、注文した料理がどれもこれも美味しくて大当たり。自分の直感を信じて良かった。


 ツイッターで流れてきたスマホアプリの「犯人は僕です。」をプレイ。
 大学のサークルの旅行先のコテージで、自分の秘密を知られてしまった相手を殺害してしまった主人公。しかも、折しもの雨で土砂崩れが起き、コテージまでの道が塞がってしまった。警察が到着するまでの5日間、孤立したコテージで主人公に降りかかる疑念を、相手の秘密を暴いて黙らせていくADV。
 ゲームの進行は1日を1つの区切りとして、裏工作パートと会議パートに分かれている。裏工作パートでは建物内を移動して自分に疑惑の目を向けているサークルの部員の秘密を暴くための証拠を探し、会議パートでは自分に向けられた疑惑に対して適切な選択肢や証拠品を選んで疑惑を逸らしていく。会議パートで不適切な選択をすると疑惑の度合いが上昇し、100%になるとゲームオーバー。

 ゲームの進行は「逆転裁判」等の推理ADVと同じだが、真実を暴くのではなく、真実から目を逸らさせるという発想がまず面白い。しかも、その方法というのが、自分を追及する相手の秘密に付け込んで黙らせるという下衆な手段。最初は威勢よく主人公を追及していたのに、秘密を暴いた途端に態度が豹変するところに、黒い愉悦を覚えてしまう。しかも、主人公が日を重ねるにつれて手口が巧くなっていくところが、下衆さに拍車を掛けている。
 さらに、相手の秘密というのも、確かに暴露されたくないという後ろめたいもの揃い。サークルの全員がそのような秘密を持っているというのは状況としては出来すぎなところもあるが、それ故に全編通して秘密を暴きあう緊迫感も一入となっている。自分に疑念を持つ人をほとんど黙らせた後に迎えた最終日の展開も白熱するものがあった。
 探索パートは、予め探す場所が表示されているのが親切で、手間取らずにすんなりと進んでいく。おかげで、会議パートまで中だるみすることなく到達できるのが好印象であった。会議パートは、証拠品の方はすぐに結びつくのだが、選択肢の方が割と難解で、こちらで疑惑が増えてゲームオーバーになることがほとんど。やり直しの際に文章が早送りできないのは、やや不親切な気がした。あと、宣伝への誤タップが割と多発したが、無料アプリであることを考慮すると大目に見るべきなのかと。
 個人的に有難かったのが、登場人物の名前が全て色にちなんだもので、立ち絵もその色で表示されるところ。名前と顔を一致させるのが苦手な私でも、このおかげですんなり覚えられた。

 1周目をクリアしてエンディングを迎えたところに、驚愕の事実が発覚。これは2周目もプレイしなければならないという気にさせる作りには感心させられた。そして、2周目で真のエンディングを見て、今回の事件の壮絶な真相が明らかに。推理物としては難易度はそれほど高くなかったが、設定と構成の妙で最後まで存分に楽しませてもらえた。


氷室 万寿 |MAIL
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