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2016年03月31日(木) 「カラクリ輝針城」のこと

 今週は年度末の忙しさに連敗続きで、帰宅後に「ゆりかごのそら」のエンディングを迎える心構えができず。火曜までは就寝時間を早めていたが、昨日くらいから日曜同様静的ゲームをプレイする余裕が若干出てきたので、またまた積んである同人ゲームを漁ってみた。まず目に留まったのがタワーディフェンス系だが、こちらは時間泥棒が過ぎるので今回は見送り。そして、選んだのはパズルゲームの「カラクリ輝針城」(電磁誘導)。
 正邪と針妙丸が主人公の東方二次創作パズルゲーム。能力の異なる2人が協力して出口を目指す。
 移動とジャンプは共通の操作。ジャンプはブロック1段まで。ちなみに、正邪の身長が2ブロックで、針妙丸が1ブロック。動かすキャラクターを交互に切り替えて操作する。正邪が赤い扉に、針妙丸が青い扉にそれぞれ到達するとクリア。
 正邪の能力は、頭上に天井がある場所で重力を逆転させることが可能。また、針妙丸は小槌で正邪を4×2ブロックに巨大化させることと、正邪の大きさに関わらず正邪の頭上に飛び乗ることができる。ただし、正邪は大きい状態では動くことができないので、動かすには針妙丸が元の大きさに戻してやる必要がある。大きくなった正邪の周囲1ブロック(重要)で小槌を使うと元の大きさに戻る。

 身長から能力からまるで異なる2人を組み合わせてパズルを解いていく。正邪は能力のおかげでかなり自由に動き回れるので、その正邪をどう足場にして針妙丸を高い場所に運ぶかが鍵となるのだが、2人の能力が独特なためにその解法がなかなか見えてこないのが難しくもあり面白くもあり。さらに、後半の面はスイッチで消えるブロックと、大きな正邪が乗ると崩れる床といった仕掛けも登場し、しかもその配置が絶妙で意外性も高く、パズルの面白さも一段と上昇。「ここで正邪を小さくできれば」「この段差さえ乗り越えられれば」という場面にも多々遭遇する羽目になり、2−4はプレイ初日では解けず大いに悩ませてもらった。
 また、チュートリアルに相当する1−1の内容が非常に分かりやすく、割と複雑なルールでもすんなり理解できたのは好印象であった。

 2日がかりで全面クリア。全く異なる2人の能力を大いに活用する面構成が本当に良くできており、その手応えで高密度の楽しい時間を過ごさせてもらえた。C90に当選すればパワーアップ版を頒布予定ということで、今から楽しみである。


氷室 万寿 |MAIL
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