雪さんすきすき日記
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2016年01月30日(土) 「Yohjo Simulator」のこと

 一昨日は帰宅が遅く、昨日は会社の飲み会でゲームはお休み。

 今日は13時半頃起床。15時間くらい寝てた。

 「Yohjo Simulator」(DEADFACTORY)をプレイ。小学3年生の八木ちゃんという幼女になることができるシミュレータ。
 操作はFPS操作系。WASDで移動、シフトでしゃがみ、スペースでジャンプ。マウスで視点移動、左クリックであいさつ。壁を蹴ると三角飛びができる。
 ゲームではないので目的は無く、街中を探索したり、通行人に挨拶をしたり、三角飛びで高い場所を目指したりと、気ままに八木ちゃんを動かして楽しむ作品である。

 タイトルからして「GoatSimulator」を意識しており、内容も同様に不条理に満ちている。愉快な物理演算のおかげで、通行人に挨拶という名のヘッドバットをすると、あらぬ方向にもの凄い勢いで吹き飛んでいくし、柵や木箱のような設置物も体当たりで弾き飛ばせる。どんな高い場所から飛び降りても傷ひとつ無い不死身の幼女が街中を我が物顔で闊歩する姿は、実に荒唐無稽である。
 舞台となる街の様子もこれまた不条理。街中には通行人が存在し、一定の動きを繰り返しているが、パンツ一丁のいかつい男が3人で隊列を組んで走っていたり、屋根の上で並んで飛び跳ねていたりと、奇怪なものが目立つ。建物も、表通りは普通のビルが立ち並んでいるが、裏通りに入るとトタン外壁の平屋が密集していたり、巨大な柱の上に空高くそびえていたりと、九龍城砦のように違法建築を繰り返して出来たような異様な光景が広がっている。
 そして、どこか調子が外れた単調な旋律が繰り返される音楽が、この不条理な世界の狂気をさらに盛り上げてくれる。しかも、その音楽が普通に格好良いので始末におえない。

 不条理な世界が大層楽しいものの、出来ることは実はそれほど多くは無い。街の広さは地表付近であれば5分もあれば探索し終えてしまう程度。通行人は一度倒すと動かなくなってしまうし、跳ね飛ばせる物体も限られている。地表での行動をやり尽くしたらビルの屋上など高所を目指すことになるが、三角飛びの仕様のためにどこでも行けるわけではない。自由度が一見高そうで、実際はそれほどでもないというのが正直なところである。

 とはいえ、初見での通行人の吹っ飛びようや不条理な光景の衝撃は強く、出落ち的ではあるもののそれを見ることができただけでも十分に満足できる内容ではあった。
 街の外に出て海の端に到達し、そこから落下し続けたところで終了。


氷室 万寿 |MAIL
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