雪さんすきすき日記
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2016年01月10日(日) 「射命丸文の事件簿」のこと

 10時頃起床。思い立って、風呂掃除。いつもの高圧洗浄機に加えて燻蒸までして徹底的に。あとは買い物をしたり簿記の勉強をしたり。簿記は過去問2回分解いて、片方は余裕で合格点、もう片方は辛うじて合格点。ともあれ、合格点には到達したので良しとする。

 夜になって同人ゲームをプレイしようと思ったが、やはり勉強をするとそれなりに疲れる。動的ゲームには影響が出ることから静的ゲームということで「射命丸文の事件簿」(すいかやさん)をプレイ。
 新聞のネタに困った文が、依頼を受けた事件を記事にしようと探偵業を始める。そこに舞い込む依頼を解決するまでの過程を描いたADV。
 「逆転東方」では「逆転裁判」システムをほぼそのまま踏襲していたが、今作はそのシステムを簡略化。最後に犯人を問い詰める場面での証拠品を突きつける以外は選択肢のみで進んでいく、VNに近いシステムとなっている。
 「逆転裁判」のシステムは、確かに謎解きの面白さはあるが、分からないと延々証拠品を突きつける作業に陥る恐れもあった。今作は、証拠品を突きつける場面を最後の最後で犯人を追い詰める場面に限定し、ゲームオーバーも無くすことで、作業による冗長感が取り除かれていた。しかも、ややもすれば単なるVNで終わるところを、推理の勢いを削ぐこともなく緊迫感と共に事件解決を迎えることができたのは、システムの変更だけでなく、シナリオや演出の組み立ての上手さに依るところがとても大きいと感じた次第。推理だけでなく時にははったりをも効かす手口に、文の聡明さがとても活かされている。
 惜しむらくは、物語が3話しかないこと。さてこれからと思った矢先に終わってしまったのは至極残念。相変わらず文と椛はいいコンビであり、にとりの道具も推理に幅を持たせることができそうで、これからどんな道具が出てくるかと期待していたので、今作だけで終わるのが勿体無い気がした。


氷室 万寿 |MAIL
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