雪さんすきすき日記
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今日は常滑観光に赴くことに。常滑は私の最初の就職先であるINAX(現LIXIL)があり、ここに7年間住んでいたので第二の故郷ともいえる場所である。今では空港もできて、街の様子がどうなったか興味があったので、名古屋に出た機会を利用して行こうと決めていたのであった。
8時頃起きて9時には宿をチェックアウト。荷物を預けるために名古屋駅に向かい、そのまま喫茶店でモーニング。ここで小倉トーストを頼んだら何だかベタすぎるので他のメニューを頼んだところ、それだけ品切れ。やはり運命には逆らえないと素直に小倉トーストを注文する羽目になった。 朝食後、名鉄常滑線に乗って一路常滑へ。窓からの風景は、太田川や多屋など一部の駅が立派になっていたのを除くとあまり変化が無かった気が。ちなみに、常滑駅も私が初めて来た頃は平屋だったのが、今では駅ビルこそ閉店したものの高架化で立派になっていた。

駅から出て回りをぶらついていたところ、当時の上司に偶然でくわすという事態が発生。上司の方が時間が無くてすぐに分かれてしまったが、さぞかし驚いた様子であった。まあ、そりゃ茨城に戻った人間がひょっこり現れては驚くなという方が無理であろうけど。 そして、目的地であるINAXライブミュージアムへ向かう(さすがに工場は今は入れないので)。駅から結構離れているのでバスやタクシーを使っても良かったのだが、時間もあるし街中の変化も知りたかったので歩いて行くことに。帰省時によく土産を買った和菓子屋や角の洋菓子屋は健在であったが、結構大きな衛生陶器の工場はスーパーになっていた。 INAXライブミュージアムは、隣接した工場に勤務していたときはお客さんの案内で結構訪れていたのだが、当時は仕事だったので観賞という意識は無かった。ついでに、大した展示物でもないという認識も正直あった。しかし、今回改めて訪れてみて、これだけタイルや窯などの焼き物に関する収集物を一同に集めているというのは実は物凄いことではないかと認識を改めた次第。写真は、世界のタイルを一同に集めた日本で唯一のタイル専門の博物館だが、ここだけで悠に1時間は過ごしてしまった。ちなみにこの博物館、真正面に建つと館の中央に向かいの煙突が写り込む設計になっている。

勤務当時は無かった施設も増えて展示物も強化されており、当時よりもより一層楽しめる場所になっていたのには驚き。特に、タイル生産を終えたトンネル窯をそのまま移設して展示してあるのには喝采を送らざるを得なかった。トンネル窯はその名のとおりトンネル状の窯で、この中を写真のような台車に載せたタイルの素地(きじ)を通すことで焼成するというものだが、最高温度は1,300℃にも達し、非常に過酷な環境で通常は中など見ることは適わないのである。また、1つの品種を大量生産するのに向いているため、少量多品種に対応しきれない窯は私がいたころでも次々と火を消していったので、こうして全体を残してあるというのは非常に貴重ともいえる。

施設を一通り見て回ったところ丁度お昼になったので、常滑に訪れたもう1つの目的であるゴンドラのパスタを食べに施設を後にする。ここは愛知名物のあんかけスパのお店なのだが、その美味しさに店はいつも繁盛しており、私もよく通ったものであった。その店が今もあるということで、思い出の味をもう一度というわけである。ここへも歩いて向かったのだが、移転していたのを知らずに前の店の場所に向かって見当たらず、引き返す羽目になったりもしたが、地図を頼りに何とか到着(ちなみに、移転した店の場所は、タイルの原料を外注していた会社のすぐそばだった)。メニューを見て当時と変わっていないことを確認し、即座にカルソーを注文。カルソーとは、胡椒をふんだんに効かせたあんかけミートソースを、卵を絡めたパスタにかけたメニュー。当時と変わらぬ美味しさで、あっという間に平らげてしまった。

ここで13時を回ったので、そろそろ帰宅の途につくべく常滑駅へと向かう。ずっと歩き詰めだったので、駅に着く頃には汗だくであった。あと、帰路で工場の裏を通ったら意外な事実が発覚。なお、街の様子はほとんど変わってなかった。空港の影響といえば、道路が1本通ったくらいかと。

土産は前日に購入していたので、名古屋駅に着いたらそのまま新幹線に乗って一路茨城へ。14時半に名古屋を出て、帰ってきたのは19時頃であった。 イベントも観光も大満足で、予想以上に充実した小旅行となった。名古屋も常滑も、機会があればまた訪れたいものである。今回食べ損ねたひつまぶし、味噌カツ、手羽先も次は食べたい。
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