雪さんすきすき日記
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2010年12月04日(土) 「EFFY」のこと

 今週の仕事と昨日の呑み疲れで、日中は寝てた。

 「EFFY」(Project ICKX)を開始。
 この作品は、RectangleのフライトSTGエディタ「RaidersSphereEngine」を用いて作成されたフライトSTG。物語的に「Raiders Sphere 3rd」の設定を引き継いでいるところがあるので、その二次創作ともいえるかも。

 エイリアンとの交戦後、混乱を乗り越えて復興が進んだ世界が舞台。主人公「ナヴァホ」は、僚友「ハウンド」「コメット」と共に、軍需企業ICKX兵工技研にテストパイロットとして招かれる。しかし、着任早々ICKXは正体不明の敵部隊に襲われ、否応無しに戦いに巻き込まれる。敵の正体が分からないまま任務を続けるうちに、再び現れるエイリアンの兵器群。果たしてエイリアンとの戦いは終わっていないのか。そして、そもそも敵は一体何物なのか。作戦を進めるにつれて徐々にその謎が明らかになっていくが、特にエイリアン兵器を用いての演出が劇的で、物語にどんどん引き込まれる魅力がある。
 タイトルの「EFFY」は、ナヴァホが搭乗するテスト機「Y1」のナビの名前。パイロットを補佐するAIで、「Raiders Sphere 3rd」のレイチェルと同じような存在である。少女的な人格で普段はすましているのだが、ある作戦で海中から現れたラバーズを目にした途端、興奮して怨嗟の言葉を紡ぎ出す。彼女と彼らとの因縁もこの作品の主題の1つのようであり、こちらもどのような結末を迎えるのか非常に気になるところである。あと、ナビとはいえ女の子であるEFFYの扱いに手を焼く男性陣は見ていて面白い。
 また、フルボイスの会話についても触れなければならないかと。このボイスが各キャラの持ち味を上手に活かしたもので非常に臨場感に溢れており、この作品を大いに盛り上げてくれる立役者となっている。普段、ボイスについてはあまり興味の無い私も、この作品では聴き逃すものかと会話に集中してしまうほど(そして、操作が疎かになって被弾すると)。この辺りは、「EFFY」C78体験版動画を見てもらえばその魅力が伝わるのではないかと。「携帯電話」と「あ〜ぁヒラヒラだ」は必聴(笑)。

 システム的には、急加速をするACSと、急上昇をするRCSの2つの操作が特徴。どちらも通常の戦闘機では不可能な機動を実現するものである。常時活用するような操作ではないが、RCSについては、EFFYは実は対地攻撃は恐ろしく苦手なので(中々照準が合わない)、時間がかかる地上攻撃後の離脱に役に立った。恐らく、ACSを活用する作戦も今後出てくるであろうかと思われる。あと、AIによる戦闘能力の特徴づけというのは面白いかも。
 ゲーム展開は、序盤からもの凄い数の戦力が攻めてくる一方で、僚機や友軍もお飾りではなく非常に頼りになる存在となっており、多対多の構成となることが多いようである。一般的なフライトSTGのように自機がほぼ全ての敵を撃破するような超人的な活躍は難しいが(できないわけではないだろうけど)、レーダー上で次々と消えていく目標に仲間が居てちゃんと活躍しているという感覚が新鮮に感じられた。
 あと、フライトSTGに慣れていない人のために練習用の作品が別に用意してある。私はそこそこ飛べるので未プレイだが、独自の感覚が理解できないと全く太刀打ちできないフライトSTGにおいてこの配慮は嬉しいところである。ちなみに、私は「Raiders Sphere」で実戦で鍛え上げた(笑)。

 そんな感じで、物語と演出面では文句無し。ゲーム的にも、独自の操作システムと多対多の構成が特徴的で楽しめそうな作品である。

 とりあえず、物語を楽しむためにEasyでプレイしているのだが、この難易度でも相当な手応え。ACSやRSCの操作に慣れていないところもあるが、やはり敵が多いというのはそれだけでかなりの重圧になる。


氷室 万寿 |MAIL
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