雪さんすきすき日記
倒れてもその場で復活するリサイクルSLG。全力で応援中!
DiaryINDEX|past|will
「ときのあくま」攻略はこちら
「東方戰騎譚」エキスパート攻略はこちら
考察のようなものはこちら
自己紹介はこちら
リプレイはこちら
動画はこちら(完成版、体験版)
Twitterはこちら
今日は例大祭新刊の中からお気に入りの作品の感想などをつらつらと書いてみようかと。
まずは紅魔組、というか咲夜さん本から。 「オール キル ランディング エッヂ」(トイヘルベッケ) 咲夜さんが香霖堂で購入した銀のナイフ、実は咲夜さんの過去と深い因縁があり、突如襲ってくる。しかし、咲夜さんはその因縁に立ち向かえず紅魔館内を逃げ惑う。最後に逃げ込んだ先に居たレミリア嬢が咲夜さんに取った態度は…という話。 尖った絵柄は好みが分かれそうだが、極端すぎるほどの表情の変化はメリハリが効いて良い。レミリア嬢が威厳ある姿で描かれているのも好印象(おまけ4コマもそれはそれで(笑))。今回初めて購入したサークルなのだが、個人的には大当たりであった。 「死ヌ咲夜」(みずたたき) 小町から今日死ぬと宣告された咲夜さんの最期の一日を描いた作品。レミリア嬢との情事の場面があるので成人向けとなっている。情事の最中、レミリア嬢から不死の誘いを再び受けるのだが、最後まで頑なに断りつつも心情を吐露してしまう咲夜さんがいじらしい。 オチはある意味最悪(笑)。 「十六夜式」(みずまんじゅう) 前半は咲夜さん、後半はアリスが中心の4コマ漫画。咲夜さんの歪んだ愛情の前では、スカーレット姉妹の力もまるで意味を成さない。というか、前作「Scarlet Pillow」のノリそのまま。というか、変態(笑)。 勿論、アリスもかなり良い感じで変態(笑)。
次は合同誌。 「恋色白書」(蒼空市場) 魔理沙合同誌。錚々たる作家陣で、収録されている作品はどれも質が高い。話的には魔理沙の過去といつもの騒がしい日常が中心であり、定番のカップリングネタは控えめなため、明るくさっぱりした内容でまとまっている。魔理沙の一面が上手く反映されている1冊であるといえよう。 個人的に二ノ宮ルリさんの作品が読めたのが嬉しい。 「酔無双」(Watermelon's) 萃香合同誌。これまた「恋色白書」に負けじと劣らない錚々たる作家陣。 萃香のキャラ的に明るく楽しく大暴れ的な作品が中心。そんな中だからこそ、幻想郷唯一の鬼という萃香の孤独を描いた九重遊葉さんの「鬼ごっこ」が非常に印象深い作品となっている。萃香を諭し慰める霊夢の優しい言葉には、萃香でなくとも涙腺が緩むというもの。この作品を締めに持って来たのは実に上手い構成である。
最後に個人誌。 「寝過ごすわけにはいかないぜ。」(happy flame time) 例大祭前日、徹夜続きの魔理沙が寝過ごさないように方々で悪戦苦闘して騒ぎを起こす話。ここの作品の安定した面白さについては今更言うまでも無いであろう。 幻想郷の住人から(いろんな意味で)可愛がられている魔理沙であるが、今作では遂に咲夜さんまでがその虜になってしまったようで。咲夜さんが魔理沙を愛でる場面があまりにも新鮮で正直驚いた。あと、今回の毛玉はまるで音速丸。 幻想郷のお母さんは永琳なので、咲夜さんはお姉さんであって欲しい。 「書く言う私も大好物」(ジギザギ) 阿求と秘封倶楽部が中心の短編ギャグ。 先ず、開幕でアームロックを小町に決める映姫様で吹いた。その後も、可愛さとボケと毒とグダグダ感の絶妙な按配に、相変わらず何ともいえない脱力感に襲われる。あと、猫度の高い咲夜さんは反則だと思う。 「モノクロンド」(海運) 魔理沙とルーミア、ルナサという一風変わった白黒三人組が、演奏会というこれまた変わった題目で奮闘する話。魔理沙がウクレレ、ルーミアがオカリナを担当するのだが、不思議と納得できてしまう。ちなみに、ルナサはプロだけあって指導担当。 こうばさんの描く作品は、途中まで上手く進むもののあと少しのところで躓いてしまう構成のものが結構多い。この作品も例に漏れず、残念ながら大団円というわけにはいかない。とはいえ、失意のまま終わることもなく、その後ささやかではあるが良いことはちゃんと起きて、ちょっと良い感じで幕引きとなる。この等身大な話と、登場人物の逞しさがきっとこうばさんの作品の魅力なのだろうと改めて思った。
今日はここまで。
|